テーマ:明治維新

『西郷南洲伝』(中)の電子書籍における公開のお知らせ

『(新)西郷南洲伝』(上・下)の中巻部分を、電子書籍作成販売のプラットフォーム「パブー」で、連載形式で公開していくことにしました。  http://p.booklog.jp/users/yamatogokoro  ひとまず毎月一日の公開予定です。    第一回連載につきましては、サンプル号ということで上のページから無…
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西郷隆盛の命日 (その弐)

 二年前の西郷南洲翁の命日には、昨今の日本を取り巻く東アジア情勢を考える上で、非常に重要な、ある事件が起きている。  尖閣諸島沖で、日本の海上保安庁巡視船に体当たりして、逮捕されていた船員達が、処分保留として釈放されるとの発表がなされたのだ。  この決定はかなりの衝撃を日本人に与えた。  那覇地検がそういった愚劣な判断を下した理由…
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西郷隆盛の命日

 本日九月二十四日は西郷南洲翁が鹿児島・城山で斃れた日である。  明治十年(一八七七)のことである。  維新最大の功臣・西郷隆盛はなぜ決起し、なぜあそこまで戦わなければならなかったのか。  その意義を問うことは、厳しい国際情勢を生き抜いていかなければならない現在の日本人にとって、大東亜戦争の意義を問うことに匹敵する重要性を持つ…
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「和」の伝統 … 勝海舟 ③

 慶応三年三月。  勝海舟が江戸に殺到しようとしている官軍の参謀諸君、なかんづく西郷南洲翁に宛てた有名な書簡は、道義に則った処置を官軍に要求する内容だと言える。  文書は次の言葉で始まる。 「無偏無党、王道堂々たり。」  冒頭のこの強い言葉が何を指すのか。  勝はまず、自分が旧幕府、一徳川家のために謀る者で…
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明治天皇と西郷隆盛 (その弐)

 明治十年の西郷南洲翁の決起は天皇の心を大きく動かした。  それは当面、政府に対する不信感に基づく政務拒否という態度になって現れた。この状態を憂いた大久保利通、伊藤博文は、君徳育成のための侍補制度を作った。これが、薩軍が延岡に追い詰められて、起死回生の可愛岳突破を試みた頃、明治十年八月の事である。   この時、二等侍補に択ばれた…
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明治天皇と西郷隆盛 (その壱)

 西南戦争という、西郷南洲翁の決起が天下の人心を動かしたという点で何よりも興味深いのが、彼らと政治的だけでなく軍事的にも対立している政府の私するところとなっている、明治天皇の心をも動かしたらしいことである。  それは明確に意識化され、行動化されたわけではなかったが、政務拒否という消極的な態度となって表れた。  翁の決起はおそらく明治…
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徳富蘇峰の語る明治天皇

 明治天皇は井上毅の語る所によれば、まことに理想的の立憲君主であった。天皇の天職以外には何ら欲望も嗜好もあらせられず、しかもよく衆言を採択あらせられ、深く慮り、審らかに考え、一旦宸断せられたる上は、いかなる困難あるも断乎として動き給わず、ただ時には余りにも慎重にして、容易に宸断を下し給うことなかったのは、畢竟国家の大事を軽々に断行し、大…
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「和」の伝統 … 勝海舟 ②

 西郷南洲翁は勝の書簡を諸隊長に示して激怒して見せたという。 これは官軍の士気を鼓舞するための演技だったとする見方もあるが、それは違う。これは本心からの激怒であった。  なぜなら、皇政復古討幕派は慶喜の、延いては幕府の上方における行為に心底激怒していたからだ。  常に徳川一門として、朝廷側にあって宗家のために何かと周旋してきた親…
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「和」の伝統 … 勝海舟 ①

 野田現首相が就任時の所信表明演説で強調した「正心誠意」という言葉は、『氷川清話』にある勝海舟の言葉から取ったのだと言われている。  その首相が「正心誠意」取り組んでいるのが、財務省が進める消費税の増税だ。  その財務省にあって、消費税増税を推進しているのが、「影の総理」とも言われる財務省官僚の勝栄二郎氏で、彼は一時、勝海舟の子孫と…
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再び、「和」の伝統  … 島津斉彬

 「えんだんじ」氏によると、育鵬社歴史教科書盗作問題に関して、「新しい歴史教科書をつくる会」総会で、会員の意見は、盗作を公表して問題解決を図る意見と穏便に済ます意見に分かれたが、前者の意見が多数を占めた。そこで会首脳部は、前者の意見を採り、まず双方の教科書執筆者同士の話し合いを行って解決を図り、それでも解決しなければ、法廷闘争も厭わない…
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「維新」という言葉

小林秀雄が前回紹介した「文学者の提携について」というエッセイの中で、言葉のインフレーションという面白いことを言っている。  今日は文化といふ言葉が非常に流行してゐるが、これは勿論昔の武化に対する文化という意味で使はれた意味での文化ではない。恐らく、Kultur(カルチャー)の翻訳語でしょう。嘗てCivilizationの翻訳語…
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西南戦争における薩軍の戦略に関する史料 「西郷南洲翁の正気 (その五)」

 南洲翁が「はじめから軍事的勝利を計算にいれていない」という第二の点についてコメントさせていただきます。  確かに南洲翁は鹿児島県令の大山綱良に「一つ条理に斃れ候」と書いていて、勝敗を度外視していたようなところがあります。これは、不正は政府に、正義は我にある、という自信の現われでもあり、この戦争が正気の発現であったことを裏付けてい…
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西南戦争における薩軍の大義 「西郷南洲翁の正気 (その四)」

史料④  私学校が上京の準備に取り掛かっているらしいことを密偵からの情報で知った大久保利通は、これを政府に対する挙兵の準備と受け取ってしまったのです。大久保は早くから私学校を眼の敵にしていました。  大久保は私学校暴発を前提に準備を進めます。  その結果、私学校徒による武器弾薬庫略奪事件や私学校幹部に対する刺客派遣の疑惑発覚な…
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西南戦争の起因に関する史料 「西郷南洲翁の正気 (その参)」

史料③ 鹿児島に鎮まっていた南洲翁は、政府の砲艦外交を道義的には恥ずべき外交としながら、朝鮮が開国した以上は、大陸政策着手の機会はまだ先と考え、私学校などで後進の育成に力を注いでいましたが、明治十年一月中旬になって、再びロシア・トルコ間で緊張が高まって戦争になった、との情報を入手します(実際の開戦は四月)。そして、私学校は二月…
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いわゆる征韓論の史料 「西郷南洲翁の正気 (その弐)」

 史料①「大使派遣論の趣旨」  そもそも西南戦争の遠因は、明治六年のいわゆる征韓論破裂にあります。  南洲翁は自らの大使派遣論に固執したわけですが、これには理由があります。  自らが勅使となって赴くことについて、これは推論になりますが、当時、筆頭参議であり、且つ唯一の陸軍大将で、いわば日本陸軍の最高司令官であった南洲翁が、兵を…
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西郷南洲翁の正気 (その壱)

 宮崎正弘氏のメルマガ『宮崎正弘の国際ニュース・早読み』に連載中の「正気を失った日本」 第四回目に西郷南洲翁が取り上げられたので、転載させていただく。 (記事転載開始)  『西郷隆盛は思想である』 (「平成24(2012)年 1月10日(火曜日)通巻第3536号」 http://melma.com/backnumbe…
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動乱の時代の幕開け

 以下は昭和二十一年一月一日、すなわち終戦後初めて迎える正月元旦に発せられた、いわゆる「新日本建設に関する詔書」全文。  いわゆる「人間宣言」でもあるが、これがその意を反映していないことは次のことで明らかだ。  昭和天皇は後に、記者団の質問に対して、次のように述べておられる。 記者 「詔書のはじめに五箇条の御誓文を入れられ…
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天長節に隠された文明史的意味 (その弐)

 平成二十三年、今上陛下、御誕生日に際しての御感想(宮内庁ホームページより)  http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/gokanso-h23e.html  日本の天長節を祝うという伝統が、当時の超大国唐の影響下で移入され、唐消滅後も継続して現代にまで至っている事は(そ…
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王政復古の大号令

 本日十二月九日は、記念すべき、王政復古の大号令が煥発された日付である。慶応三年十二月九日、王政復古の大号令は煥発された。  もっとも、これは太陰暦によるもので、現在使用されている太陽暦に直せば、年が明けた正月三日ということになる。この政変の中心となった王政復古派の計画では、当初正月元旦が予定されていたが(この日、初めて正式に勅許…
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絶望の果てのかすかな希望

以下の討論番組を見て感じた事を書いておくことにする。 『日本よ、今・・・闘論!倒論!討論!2011』 表現者スペシャル「戦後保守の意味を問う」[桜H23/10/15] ① http://www.youtube.com/user/SakuraSoTV?gl=JP&hl=ja#p/u/35/gTlT6mag…
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中国 二歳児ひき逃げ事件

 中国からの移民が増え続ける日本。   これら中国人と付き合って行くには、その民族性を知っておく必要がある。日本人とは全く違う世界観に生きている人々であることは、常識として知っておかなければならないだろう。 (記事転載開始) 中国・2歳児ひき逃げ事故 背景にある「助けてはいけない」風潮~中国の素顔(53) チャ…
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正心誠意

野田佳彦首相が所信表明演説で使用した「正心誠意」という四字熟語について、シナ哲学の泰斗・加地伸行氏が次のように書いている。 (記事転載開始) 産経新聞 2011/09/30 【正論】立命館大学教授・加地伸行 「正心誠意」を海舟作とした浅学  琴奨菊が大関に昇進した。日本人の大関、久しぶりである。  …
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書評 『大東亜戦争は、アメリカが悪い』 鈴木敏明著 (碧天舎)  (その壱)

 『大東亜戦争は、アメリカが悪い』の著者・鈴木敏明氏は日本の再生に執念を燃やす、先輩にして同志の「えんだんじ(炎男爺)」である。  そんじょそこらの壮年、青年よりよほど熱い。  「えんだんじ」先生は一九三八年生まれの外資系の定年サラリーマン。  私の父と同年代である。  三十を過ぎた頃から、戦前・戦中の日本のすべてが悪かった…
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東日本大震災発生後の言論に現れた天人相関説

 今回の東北大地震、そして、これが引き起こした大津波による被害と福島第一原子力発電所における炉心溶融の問題は、日本人の意識に深刻な影響を与えているようである。    様々な言論の中に、日本人が忘れかけていた歴史の記憶や先人から受け継いできた感覚、それも日本語の言葉遣いによって知らず識らずのうちに受け継いできた伝統的な感覚が覚醒する兆…
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平成二十三年、一年の計 ⑨

南洲翁の漢詩に「貧居傑士を生ず」という一節がある。 一貫す唯唯(いい)の諾(だく)、 従来鉄石の肝、 貧居傑士を生じ、 勲業多難に顕わる。 雪に耐えて梅花麗しく、 霜を経て楓葉丹(あか)し。 如(も)し能(よ)く天意を識らば、 あに敢て自ら安きを謀らんや。  志を持って…
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TPPと西郷南洲翁の遺訓

 前回、TPPと西郷南洲翁の遺訓を絡めて論じたが、これを補足する遺訓を紹介しておきたい。  これは明治三年十二月に、同じ薩摩人の坂元純熙(すみひろ)が各藩の状況視察への出発に際し、その目的を書いて渡した物である。  明治三年十二月といえば、南洲翁は鹿児島藩の大参事として、藩政改革を強力に推進していた時期である。  改革は軍制に…
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農業振興と環太平洋パートナーシップ協定(TPP)

 政の大體は、文を興し、武を振るい、農を励ますの三つに在り。  その他百般の事務は皆その三つの物を助くる具なり。  この三つの物の中において、時に従い勢に因り、施行先後の順序はあれど、 この三つの物を後にして、他を先にするは更に無し。  (『西郷南洲翁遺訓』三条)  南洲翁が政の大體の内の一つと言う「文」は、 …
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平成二十三年、一年の計 ⑧

 前に、 「西郷論を書くことも、維新論を書くことも、伝統論を書くことも、皇室論を書くことも、結局は国体論を違う斬り口から書くことであり、国家百年の大計はそこに胚胎している。」  と大きなことを書いたが、このことは考えれば考えるほど難しい。  どう提示したらよいか、途方に暮れる思いがする。  というのは、そもそも国體論…
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平成二十三年、一年の計 ⑦

 このブログをわたくしごとで埋めるのは不本意ながら、今回もまた自分語りが多くなる。  どうかご容赦いただきたい。   私はこれまで非正規雇用で生計を立てながら、学問を継続し、執筆を行ってきたから、世間で言うところのフリーター(フリーアルバイター)になる。これは『(新)西郷南洲伝』上下巻出版後も変わっていない。  いわゆるフリー…
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TPP論議 (追記)

 以下、経済評論家・三橋貴明氏のブログより転載。(http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10789812334.html)  (転載開始) 『毎日新聞2011年2月3日 「経済への視点 TPP交渉への参加 日本有利が不可能なわけは」  我が国はTPP(環太平洋パートナー…
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