テーマ:張作霖爆殺事件

暴かれていた河本大作の嘘

 これまで張作霖爆殺事件の犯人として、コミンテルン説、張学良説を紹介してきた。  この有力な二説に、これまでの通説だった河本大作単独犯行説を加えると三説が鼎立することになる。  バリバリの共産主義者のみならず、反日勢力や中国共産党に遠慮しなければならない立場の人は、前二説をどうしても否定しなければならないだろう。  彼らにとって犯…
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続続 張作霖爆殺事件の謎解き 張学良関与説

 前回はコミンテルンの関与を考察したが、今回は張作霖の息子・学良の親殺しを検討する。  これは加藤氏の新説で、まだ十分な検証がなされているとは言いがたい。  しかし状況証拠からは十分ありうる説である。  これまでの通説では、河本大作が国民党の仕業であると偽装しようとして殺そうとした三人の阿片中毒者のうちの一人が、辛くも虎口…
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続 張作霖爆殺事件の謎解き コミンテルン関与説

 加藤康男氏の新著『謎解き「張作霖爆殺事件」』(PHP新書)を読む前に、コミンテルンの影響を直視した歴史の本を新たに数冊読んでいた。  若狭和朋氏の『日本人が知ってはならない歴史』(朱鳥社)シリーズ 三冊  『別冊「正論」』「中国共産党 野望と謀略の90年」(産経新聞社)  である。  加藤氏の本を読み始めるのに…
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張作霖爆殺事件の謎解き

  少し間が空いたが、加藤康男氏の新著『謎解き「張作霖爆殺事件」』「PHP新書)をようやく読み終えたので、そこから見えてきたことをまとめておきたいと思う。  読者はこの事件にさほどの関心はないかもしれない。  関東軍の一高級参謀が成したこの暗殺事件など、その後頻発する帝国陸軍軍人によるテロ事件の魁に過ぎないではないか。  その…
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河本大作の人物像

 前回までの秦郁彦論文を叩き台にした論考は言わば「地ならし」である。  日本の大東亜戦争敗戦後に、アメリカと中国を中心とする旧連合国によって乱暴に整地された凸凹の土地の上に、基礎工事もままならぬうちに建てられ、一見堅牢ながら、危機にはめっぽう脆い、戦後日本という構築物を解体し、整地し直して、そこに日本の伝統が生かされた、堅牢な家屋…
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似非愛国者・河本大作 (その二)

 河本大作を似非愛国者と断ずる根拠は、秦郁彦氏の『昭和史の謎を追う』第二章「張作霖爆殺事件」中の次のくだりにある。 …白川陸相は一月に入って天皇から「まだか」と催促されているが、二月二十六日の拝謁では、調査が遷延している理由として「関係者は尋問に対し昂奮し、国家の為と信じて実行したる事柄に付取調べを受くる理由なしとの見地により…
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似非愛国者・河本大作 (その一)

 前回、昭和天皇が田中義一首相の上奏に際し、食言を責めた上で、辞職を促し、田中首相の弁明を拒絶されたことを批判した。  確かに、張作霖の暗殺が河本大作単独の犯行によるものだったのなら、弁明をお聴きになろうがなるまいが、結果は同じだったろう。  しかし、結果が同じであっても、やはり首相が弁明の機会を求めている以上は、拝謁をお認めに…
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昭和天皇の御反省

 秦氏の著作『昭和史の謎を追う』第二章「張作霖爆殺事件の真相」をよく読むと、その史料収集力には感心するが、その扱いのずさんなことにはあきれる思いがする。  何にでもくっつく理屈というものの性質が存分に発揮されているのだ。  要は屁理屈といいたいのだが、あらかじめ決まった結論に沿って、史料を選別し、その史料をなるべく多く並べ立て、そこ…
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田中義一内閣総辞職の真相 

 田中義一は忠臣にして愛国者、河本大作は不忠にして、似非愛国者である。  昭和天皇は、聡明の御資質でありながらも、当時、君徳未熟であらせられた。  前回の末尾でそのように断言したが、これはあくまで秦郁彦氏の『昭和史の謎を追う』第二章「張作霖爆殺事件」を、河本大作単独犯行説が揺らいでいることを前提に、提示史料を中心に熟読することで…
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中国に解放された人の不自由な言論

 中国共産党に解放された外務省チャイナ・スクールの官僚「ヒロシ」氏から「張作霖爆殺事件の真相(その一)」にコメントを頂いたので紹介させていただく。 ヒロシ氏 「こんにちは、お久しぶりですね。 実はスルーしようかと思っていましたが、せっかく僕の名前に言及していただいたので、答えられる範囲で・・・ コミンテルンの利益につ…
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歴史家としての秦郁彦氏

 秦郁彦氏の『昭和史の謎を追う(上)』第二章「張作霖爆殺事件 青年天皇の熟慮」を今読み返してみると、歴史家としての氏の凡庸さを窺わせる箇所が目につく。  たとえばこんな風に。 「そもそも満州(東三省)は、中国の一部と言いながら中央政府の支配が及ばず、日露戦争の遺産として遼東半島租借地や満鉄を軸にする諸権益を確保した日本が、関…
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張作霖爆殺事件の真相 (その一)

 二〇〇八年の印象深かった事件の一つに田母神航空幕僚長の更迭事件があった。  その原因となったのが、いわゆる田母神論文である。    当時は自民・公明連立政権時代で、保守と期待された麻生太郎首相が、この保守のまっとうな論文を擁護しなかったことで、自民党は保守の支持を失わざるを得なかった。  自虐史観にうんざりしつつある、どちらか…
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