テーマ:儒教

皇室の権威  思想問題としての開国、そして文明開化 (その二) 

江戸時代の皇室の権威回復現象についての政治学者・渡辺浩氏の見解。  しかし、何故、禁裏の権威が、いつの間にかそれほど上昇したのだろうか。  ①外国を意識するほど、皇統の連続が貴重に思えてくるという事情は確かにあった。無論、それを公言した②浅見絅斎などの儒学者や、③国学と水戸学の影響も大きい。④さらに、儒学的礼楽と平安の…
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思想問題としての開国、そして文明開化 (その一)

  西洋諸国への「開国」は「外圧」によって強いられたものだ。従来、しばしばそう語られてきた。一時声高に「攘夷」を叫んで徳川政権を苦しめ、その後一転して「開国」を容認した明治新政府の指導者にとっても、それが自己正当化しやすい物語だったからであろう。しかし、それは、歴史の一面でしかない。「開港」「開国」は、ペリー来航の遥か以前から、強…
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昭和の日

 四月二十九日は「昭和の日」と呼ばれる祝日である。  この祝日の意義は、昭和天皇の御誕生日であるくらいのことは誰でも知っているが、過ぎ去りし昭和の御代を偲ぶ、くらいの意義しか、多くの人は感じていないのではないだろうか。  戦前、天皇の御誕生日は「天長節」として祝われた。  「天長節」の名は、天子の誕生日を意味し、『老子…
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儒学 ―― 最強の体系的政治イデオロギー

 「儒学は、人類がこれまで築いた、おそらく最強の体系的政治イデオロギーである。それは、孔子によって大成されて以後、他の諸思想潮流との抗争に徐々に勝利し、紀元前から二千年以上の永きにわたり、ほぼ一貫して、世界屈指の大帝国の正統思想として君臨した。そして、とりわけ近代に直接先立つ時期の東アジアにおいて、圧倒的な権威を持つ倫理哲学・政治哲学と…
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