テーマ:徳川綱吉

豪傑儒・荻生徂徠 (「江戸期の学問の大河」 その六)

 徳川綱吉が抜擢した学者の中に、側近柳沢吉保の家来であった荻生徂徠がいる。まだ朱子学の影響下にあった徂徠だが、綱吉の在職中に起きた赤穂浪士の処分には徂徠の意見が採用されるなど、学者としての見識にはすでにただならぬものがあった。綱吉の死後、藩命により綱吉の伝記『憲廟実録』の編纂に関わっている。  徂徠は幼少の頃、林羅山の三男春斎、そ…
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犬公方・徳川綱吉の仁政 (「江戸期の学問の大河」その五)

 伊藤仁斎(寛永4年から宝永2年【1627-1705】)の思索が最も充実した時期は、「犬公方」こと、五代将軍徳川綱吉の治世(延宝8年から宝永6年まで在職【1680―1709】)に大きく重なる。  実は、江戸にいるこの特異な天下人は、仁斎と同じ観点から、すなわち仁義、慈愛の観点から天下を変えようと大胆な改革に臨もうとしていたのである。 …
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