テーマ:和歌

さくら (その参)

 咲きこぼれ、風に舞い散りはじめたさくらが綺麗である。  その中にいると、谷崎潤一郎の『細雪』の有名な場面を思い出す。  幸子は昔、貞之助と新婚旅行に行った時に、箱根の旅館で食い物の好き嫌いの話が出、君は魚では何が一番好きかと聞かれたので、「鯛やわ」と答えて貞之助におかしがられたことがあった。貞之助が笑ったのは、鯛とはあまり…
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さくら (その弐)

 この時期になると有線などで「さくら」をテーマにしたJ・POPがよく流れている。  いつの頃からだろうか。 「さくら」をテーマにしたヒット曲がなければ、一人前のミュージシャンとは言えないかのように、どんなミュージシャンでもさくらをテーマにした曲をリリースするようになったのは。  春になればさくらを歌った歌の需要が高まるとの供給側…
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さくら (その壱)

花のいろは うつりにけりな いたづらに  我が身よにふる ながめせしまに        小野小町 (『小倉百人一首』) 久方の 光りのどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ           紀友則 (『古今和歌集』) 世の中に たへて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし        …
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桜、咲く

 外国人参政権を認めようと暴走し、その手始めとして、夏の参院選に向けての票集めのために、子供手当て支給を実現させ、日本在住の外国人にまで子供手当て支給の道を開いてしまった、民主党政権。  目の前にぶら下がった人参にだまされる人も、朝三暮四のサルも居るかもしれないが、これは古今未曾有の愚法にして悪法である。  何と言っても、一夫多妻の…
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さくらを詠んだ昭和天皇の御製 (再掲載)

風さゆる 冬は過ぎて まちにまちし   八重桜咲く 春となりけり                  この歌は、昭和二十七年四月二十八日に、サンフランシスコ平和条約が発効して、日本が独立を回復したときに詠まれた御製です。  日本はそれまで旧連合国、現在の国連常任理事国の占領下にあり、言論は統制され、日本の伝統は本質的な危機にさ…
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さくらと本居宣長 (再掲載)

 その生涯を通じて本居宣長ほど、桜の花をこよなく愛し、歌に詠み続けた人はいなかったのではないでしょうか。 わするなよ わがおいらくの 春迄も  わかぎの桜 うへし契を これは三十歳のときの詠歌。 めづらしき こま(高麗)もろこし(唐)の はなよりも あかぬ色香は 桜なりけり これは四十四歳のときの自画…
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花のいろは うつりにけりな いたづらに  我が身よにふる ながめせしまに 小野小町 (『小倉百人一首』) 久方の 光りのどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ 紀友則 (『古今和歌集』) 世の中に たへて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし 在原業平 (『伊勢物語』) 西行…
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詩楽の伝統から維新へ (その二)

 話を宝暦事件に戻そう。  竹内式部は先の孔子の言葉を引いて、幕府もそろそろ十世だから(徳川幕府は、諸侯中の大なるものであり、盟主である)、秩序が失われる、だから、朝廷に礼楽征伐を主宰出来るように、主な権力を奉還すべし、という趣旨のことを説いて、少壮の公家を感奮させた。  困惑した朝廷は、京都所司代に訴えた。竹内式部は、取調べに際し…
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詩と楽 (その二)

 『論語』中の詩に関する言葉を拾っていくと、詩を学ぶことで始まった孔子の言語経験の深さ、弘さを思わずにはいられない。  「楽に成る」というのはわかりにくいかもしれないが、礼と楽の違いは、『礼記』によると、 「楽は内に動くものなり、礼は外に動くもの」 「礼は民心を節し、楽は民声を和す」もの、 「楽は同を統べ、礼は異…
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詩と楽 (その一)

 ここしばらく明治維新から戦前にかけて、広く国民に共有されてきた音楽について触れてきたわけだが、別に懐古趣味に陥ったというわけではなく、音楽が国民によって共有されることの意味に付いて考えるところがあったからである。    幕末の志士たちの多くが、和歌や漢詩を嗜んでいるが、これは江戸時代の武士階級あるいは教養人の多くが、これらに親しん…
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さくらを詠んだ昭和天皇の御製

 風さゆる 冬は過ぎて まちにまちし   八重桜咲く 春となりけり                  この歌は、昭和二十七年四月二十八日に、サンフランシスコ平和条約が発効して、日本が独立を回復したときに詠まれた御製です。  日本はそれまで旧連合国、現在の国連常任理事国の占領下にあり、言論は統制され、日本の伝統は本質的な危機にさ…
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さくらと本居宣長

 その生涯を通じて本居宣長ほど、桜の花をこよなく愛し、歌に詠み続けた人はいなかったのではないでしょうか。 わするなよ わがおいらくの 春迄も  わかぎの桜 うへし契を これは三十歳のときの詠歌。 めづらしき こま(高麗)もろこし(唐)の はなよりも あかぬ色香は 桜なりけり これは四十四歳のときの自画…
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さくら

そろそろ桜が咲き始めています。 今日は趣向を変えて、古人が桜を詠んだ和歌数首を紹介したいと思います。 花のいろは うつりにけりな いたづらに  我が身よにふる ながめせしまに        小野小町 (『小倉百人一首』) 久方の 光りのどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ           …
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