テーマ:大東亜戦争

終戦の淵源…パンドラの筐【『皇室と論語』追記】

『皇室と論語』を完結させて、数カ月たちましたが、新たな知見も得たので少し捕捉しておきます。 第1回目の記事「パンドラの筐―ヒトラーの予言」では、ヒトラーの遺言の存在と日本に関する予言について触れ、そこから飛び出した災厄が今や、世界唯一の国民国家としての日本を解体し尽くそうとしていることを指摘しました。  その後、ユダヤ人と…
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ある伝統から見たあの戦争-國體の精華としての大東亜戦争(弐) 【『皇室と論語』(十九)】

 ここからは大東亜戦争における日本軍の闘いを鳥瞰しての、直観的な話になります。  筆者は大東亜戦争における日本人の闘いに、西郷隆盛を中心に見た王政復古討幕運動と西南戦争、さらにさかのぼって、討幕に成功しながらも朝敵に滅ぼされて万古の心胸を開拓した楠木正成の闘いを連想してしまうのです。  日本軍はドイツとの同盟もあったとはいえ、東アジ…
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大東亜戦争の動機-國體の精華としての大東亜戦争(壱) 【『皇室と論語』(十八)】

 西欧流文明国の体裁を整えるという政治的課題に応えるために制定された大日本帝国憲法を発布し、これを補う目的で教育勅語を下賜した日本は、明治二十七年八月、宗主国として朝鮮半島に対する支配を強めようとする清国と開戦し、これに勝利します。  これによって文明国と認められた日本は、念願であった、英国をはじめとする西洋列強と結んだ不平等条約を撤…
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昭和大帝の大御心「仁」ー敗戦時の失われた記憶(参)【『皇室と論語』(六)】

もうひとりの知識人の敗戦経験を紹介しておきたいと思います。  そのある知識人は次のように書いています。 …私が『論語』を、教室の講義のためでなく、自らのために読んだのは、敗戦後のことであった。あの敗戦のあとの、やるせないような虚脱を味わわれた方には、理解していただけることかと思う。私の机辺には、いつとはなく、『論語』と『聖書』と…
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ユダヤ・キリスト教の浸潤による國體の危機ー敗戦時の失われた記憶(弐) 【『皇室と論語』(五)】

長谷川氏は『神やぶれたまはず』の最終章で、戦争末期に現れた「国體護持」の思想を議論の俎上に載せています。  國體思想が本格的に時代を動かしたのは幕末・維新期にまで溯ります。  氏が國體思想の代表例として挙げているのが、藤田東湖の『弘道館述義』ですが、次のように要約されています。  そこでの東湖は、まづ(ヨーロッパの「自然法」…
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敗戦時の失われた記憶(壱)―天籟 【『皇室と論語』 (四)】

 小林秀雄は日本の伝統、いや日本そのものと言ってよい「和」の伝統を語るに際して、『論語』の言葉を引用して、これを語りましたが、これは日本人にとって実に深刻な意味を持っています。小林は日本の「和」の伝統が「君子相和し、小人同ず」を究極の理想的状態としながら、「小人同じて相和せず」の状態に陥りがちなことを示唆しています。もっと穿った見方をす…
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終戦の日

 本日、平成三十年八月十五日は七十三回目の終戦の日。  この時期が来ると毎年、日本国中であの戦争に関する様々な回顧がなされています。  今朝も、女性議員か、議員の卵か知りませんが、共産党の中年女性が近所の団地で街頭演説を行っていましたが、二千万のアジア人、三百万の日本人の尊い命が日本のせいで犠牲になったとして、強引に安倍政権批判…
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大東亜戦争と「宋襄の仁」

「端的に言えば、大東亜戦争は罪悪なのではなく、失敗だった」 保守思想家の福田恒存はそう言った。  大東亜戦争の道義性についてはすでに触れたが、一方で、当時の世界が、列強が生き残りを懸けて合従連衡を行い、サバイバルを展開する、いわば戦国時代であった、という見方をするならば、日本は降伏した以上、敗北したわけだから、戦略的には過…
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「硫黄島からの手紙」と「父親たちの日章旗」

 世界を驚愕させた日露戦争における日本の勝利。  これは、有色人種の全ての奴隷化を目指す、白色人種の社会を震撼させた。  彼らは日本を脅威視するようになった。  それは特にアメリカにおいて著しかったのである。  硫黄島における抗戦において、市丸利之助海軍中将は、玉砕を前にして、ルーズベルトに手紙を書いて次のように言っ…
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市丸利之助海軍中将の「ルーズベルトに与うる書」

 大東亜戦争は、アメリカが悪い。  戦争勃発の要因を探っていって、「えんだんじ」先生はそういった結論を出された。  もちろん、戦争である以上、双方にお国の事情があり、双方の正義が掲げられることになる。  アメリカが掲げる大義名分はいつの時代の戦争でも大体想像がつく。  自由・平等・人権や民主主義といった価値である。 …
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書評 『大東亜戦争は、アメリカが悪い』 鈴木敏明著 (勉誠出版)  (その壱)

 『大東亜戦争は、アメリカが悪い』の著者・鈴木敏明氏は日本の再生に執念を燃やす、先輩にして同志の「えんだんじ(炎男爺)」である。  そんじょそこらの壮年、青年よりよほど熱い。  「えんだんじ」先生は一九三八年生まれの外資系の定年サラリーマン。  私の父と同年代である。  三十を過ぎた頃から、戦前・戦中の日本のすべてが…
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書評 鈴木敏明 『えんだんじ 戦後昭和の一匹狼』

 最近体調を崩していて、自分のテーマを追い続ける気力を失っていたこともあって、気分転換に鈴木敏明氏の自伝小説『えんだんじ 戦後昭和の一匹狼』(文芸社)を読んだ。昨年の夏に贈呈されて、読まなければと思いつつ、なかなか読めないでいた本だ。  興味もあったこともあって、360ページの長編にもかかわらず、二日の内に読み終えることができた。…
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本当の意味での日本の復興

 出典を明らかに出来ないが、昭和天皇は戦後日本の復興は250年かかるといわれたという。  戦後70年の今日、安倍首相が様々な牽制を受けながらようやく公表した談話を読むと、昭和天皇のご心配は決して杞憂ではなかった。そんな気にさせられる。  昭和天皇の御心を忖度するのは本来なら慎むべきことであるが、やはり重大な予言であることには変わ…
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戦後七十年首相談話について

終戦記念日の前日、八月十四日に安倍首相の終戦七十年談話が公表された。 評価は様々だが、全ての政治的文書がそうであるように、政治的背景を考えなければ文書の価値評価はできない。今回も、政界やマスコミでは侵略・加害行為に対する謝罪の言葉を盛り込ませようと様々な圧力があった。中国や韓国を中心とする諸外国からもしきりに牽制がなされた。 そ…
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昭和天皇の人間宣言!ではなくて、新日本建設の詔

遅ればせながら、加藤康男氏の『昭和天皇 七つの謎』を読んだ。 冒頭第一章は「『四方の海』は替え歌だった」で、巷間伝えられる御前会議における昭和天皇によって詠まれた明治天皇の御製が、実は替え歌だったとの説が、歴史学の基本に則って検証されている。  加藤氏によれば、明治天皇が日露戦争時に詠んだとされる御製「四方(よも)の海 …
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安倍首相への御忠言

 安倍首相が靖国神社における秋の例大祭の参拝を見合わせた。  痛恨の極みである。  かつて首相は別の問題でだが、『孟子』の言葉を引用して「千万人といえどもわれ往かん」と自身の覚悟を述べたことがある。  だが、千人、万人まではオーケーでも、桁が違えば、見合わせるということであろうか。首相の靖国公式参拝の問題はわが国の「神…
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『仁‐JIN‐』…「敗戦時の記憶 【七】」

主君・烈公の『弘道館記』を敷衍した藤田東湖の『弘道館記述義』は、本居宣長の「からごころ」批判を意識し、これを克服したものとなっている。それは後期水戸学の特徴でもある。  東湖は言う。  上古は世質に人朴にして、未だ書契あらず。所謂道なるものも、また寞然として聞くことなし。然らばすなわち道は、固より、上古に原(もと)づかざ…
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『国體』…「敗戦時の記憶 【その六】」

 大東亜戦争末期、日本国民は皇室を中心とする国体を守るために命を投げ出し、天皇はこの国民(おおみたから)を守るために、命を投げ出された。そのことによって、わが国の国体はぎりぎりのところで守られた。 われわれの先人は、天地神明を前にして、その伝統が本物であることを証明したのである。  それは旧い伝統の死であると同時に、新たな復…
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『孔子とイエス』…「敗戦時の記憶 【その五】」

 もうひとりの知識人の敗戦経験を紹介しておきたい。  その知識人は次のように書いている。 …私が『論語』を、教室の講義のためでなく、自らのために読んだのは、敗戦後のことであった。あの敗戦のあとの、やるせないような虚脱を味わわれた方には、理解していただけることかと思う。私の机辺には、いつとはなく、『論語』と『聖書』とがあっ…
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『神』・・・「敗戦時の記憶 【その四】」

 長谷川三千子氏は『神やぶれたまはず』の結語として、玉音放送を聴いたときの国民が経験したシーンとした心の一瞬を「神人対晤」の瞬間であったと表現している。その一瞬、日本国民全員の命と天皇陛下の命とは、相並んでホロコースト(いけにえを丸焼きにして神に捧げるユダヤ教における儀式〈燔祭〉)のたきぎの上に横たわっていた、というのである。  これ…
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『国体護持』…「敗戦時の記憶 【その参】」

 長谷川氏は『神やぶれたまはず』の最終章で、戦争末期に現れた「国體護持」の思想を議論の俎上に上げている。  国體思想が本格的に時代を動かしたのは幕末・維新期にまで溯る。  氏が国體思想の代表例として挙げているのが、藤田東湖の『弘道館述義』であるが、次のように要約されている。  そこでの東湖は、まづ(ヨーロッパの「自然…
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『天道』…「敗戦時の記憶 【その弐】」

 桶谷秀昭氏は、『荘子』にある「天籟」という言葉によって、玉音放送を聴いたときのシーンとした国民の心の一瞬の謎を解く手がかりを得た。  しかし、この事を世に問うたものの、反応は 「だから、どうしたといふのか。そんな怪訝をともなふ反感あるいは薄ら笑ひを、私はたびたび経験したが、賛意をつたへてくれた人はひとりもゐなかった」 …
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『天籟』…「敗戦時の記憶 【その壱】」

 八月に入って、十五日までは、蝉しぐれの中、毎年、我々日本人がかつて経験した異常な民族的記憶が甦る期間である。  相変わらずマスコミでは、戦前・戦中の日本を悪に仕立て上げての反省ごっこが繰り返されるが、こういった真の反省から程遠い欺瞞的態度が物事の発展を阻害するのは、昨今の隣国との関係を見れば分るだろう。  お隣の国々、中国や北…
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【転載記事】 「米議会・慰安婦問題決議への憂慮―日本外国特派員協・ナの意見陳述―西尾幹二」 

 名分条理を正すは維新の根元。  西郷南洲翁が人の言葉として語っていたのを思い出す。  前回少し触れた「従軍慰安婦」「セックス・スレイヴ」の問題に関して、西尾幹二氏が世界に向けて名分条理を正すための狼煙を上げたので、「西尾幹二のインターネット日録」より紹介させていただきます。 http://www.nishiokanji.…
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「『つくる会』の本の出版を決意」 (「えんだんじのブログ」より転載)

【記事転載開始】 「去年、私は自分のブログで「新しい歴史教科書をつくる会」、通称「つくる会」の本を書くと宣言しました。さっそく書き上げ、原稿を出版社(A)に提出した。出版社から原稿がまるで「つくる会」の広報誌みたいだと言われました。そこで原稿を書き直し再度(A)出版社に提出した。その結果を数ヶ月待たされた。やっと出た結果は、(…
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いわゆる「征韓論」「遣韓大使派遣論」の正気

『西郷南洲遺訓解説』 第五回 『いわゆる「征韓論」「遣韓大使派遣論」の正気』を電子書籍「ブクログ」にて配信いたしました。 http://p.booklog.jp/users/yamatogokoro  前回解説した「正気」を字眼とする「征韓論」「遣韓大使派遣論」の解説です。  この問題は様々な解釈がなされてきましたが、…
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東條英機の遺言改竄について (2月15日追記)

前回、東條英機の遺言を紹介したが、世上流布している彼の遺言の多くが改竄されていると指摘しているブログ記事を見つけたので紹介する。 『ねずさんのひとりごと』 「要人の遺書まで改ざんする戦後左翼の横暴」 ;http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1784.html  私が遺言を引用した『…
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東條英機の遺言

七十余年前、日本人を地獄に引きずり込んだコミンテルンのスパイ尾崎秀実は逮捕されて、戦時中、次のように検察当局に語ったそうだ。 「自分等の日本赤化運動は、すでにその目的を達し、日本は遂に大戦争に突入し、擾乱は起り、革命は必至である。自分の仕事が九分通り成功しながら、今その結果を見ずして死ぬのは、残念である」。(重光葵『昭和の動乱』…
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隠れた名著『大東亜戦争は、アメリカが悪い』(鈴木敏明著)英文翻訳の完成

 以前、当ブログにおいて、鈴木敏明氏の著作『大東亜戦争は、アメリカが悪い』の書評を数回に分けて連載したことがあった。  素晴らしい協力者を得て英文翻訳を完成されたとのことで、後で転載する「えんだんじのブログ」の翻訳の経緯の記事を読んで、『論語』の一節「徳、弧ならず、必ず隣あり」を連想した。  この英訳本が、英語圏において少しでも…
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安倍首相の歴史的使命

 16日の衆院議院総選挙で、自民党が単独過半数(241議席)を大幅に上回る293議席を獲得して政権与党に返り咲いた。公明党との連立で言えば、計323議席となり、参院で否決された法案の再可決を可能にする320議席(3分の2)以上を押さえたことになる。  自民党の 安倍晋三総裁は、来週の特別国会で第九十六代総理大臣に選出されることにな…
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