「敬天愛人」西郷南洲翁の命日-国史上最大の国難を迎えて

西郷隆盛②.jpg

【敬天愛人】

「私ども、素志においては、ただ国難に斃るるのみの覚悟に御座候」

「隆盛、日本人たるの道を踏み、斃れて止むのほか他意なし」


 明治六年の征韓論破裂後、故郷鹿児島に起臥していた時の翁の言葉である。

 翁はこの時、いずれ来るであろう、国難に備えて、鹿児島の子弟を教育し鍛錬しながら、時が来るのを待っていたのである。

 征韓論破裂から西南戦争に至る一連の事件の真相についてはかつて拙著『(新)西郷南洲伝(下)』(高城書房)で詳細に叙述したことがある。

 南洲翁の精神については先年『西郷南洲翁遺訓と超近代的解説』を上梓している。
 大仰なタイトルだが、書き終えて書名を考えたときに、この思想の中に大東亜戦争中、当時の文化人が議論した「近代の超克」のヒントがあるように思え、そのようなタイトルにした。近代という「ニヒリズム」の正体と、それを克服する鍵が南洲翁の思想には含まれている。にもかかわらず、それまで読んだ『西郷南洲翁遺訓』の解説書は一知半解の不十分なものが多かった。

 今日本は国史上最大の国難の真っただ中にある。
 日本人の心が解体され、中国共産党に、あるいは多国籍企業の背後にいるグローバル勢力―国際金融資本勢力ともディープ・ステイトとも呼ばれる―に草食動物として食い物にされ、日本丸は怨望渦巻く滝つぼに真っ逆さまに転落していこうとしている。
 滝壺に加速度的に接近中にもかかわらず、そのことに気付いている日本人さえ少ないのが現状である。

 完全奴隷化されつつある日本人。
 危機は深刻で、絶望的ですらある。
 その点で、国を守ると士気の高かった大東亜戦争時の日本人と今の日本人は全く違うのだ。

 せめて9月24日―南洲翁の命日―くらい、南洲翁を敬愛する日本人は、そのことについて思いをめぐらし、決意を新たにする日にしてもらいたい。


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