影武者
いやあ、面白い。
金正恩に3人の影武者がいるなんて、日本でなら戦国時代まで遡らなくてはならない。
一つ目の動画は、5月2日に北朝鮮が報道した、肥料工場を視察した金正恩の映像を検証して、それが影武者であったと結論付けている。
つまり、本人抜きでエキストラ多数の大撮影会を行った成果があの映像なのだ。
金正恩は重体の可能性もあるが、死んでいると思う。妹・与正への権力継承を確かにするために、死は何が何でも秘匿されねばならないのだろう。武田信玄が自己の死を秘匿するよう命じたように。
彼の死は、トランプ大統領も、金正恩に忠誠を誓った文在寅も望んでいない。
望むのは中国共産党か。
これは朝鮮半島をめぐる覇権争いなのだ。
すでに東アジアをめぐる国際情勢は戦国時代に突入している。
西郷南洲翁曰く、
節義廉恥を失いて、国を維持するの道決してあらず、西洋各国同然なり。上に立つ者下に臨みて利を争い義を忘るる時は、下皆これに倣い、人心忽ち財利にはしり、卑吝の情日々長じ、節義廉恥の志操を失い、父子兄弟の間も銭財を争い、相讐視するに至るなり。かくの如く成り行かば、何を以て国家を維持すべきぞ。
徳川氏は将士の猛き心を殺ぎて世を治めしかども、今は昔時戦国の猛士よりなお一層猛き心を振るい起こさずば、万国対峙は成るまじくなり。普仏の戦、仏国三十万の兵、三カ月糧食ありて降伏せしは、あまり算盤に精しき故なりとて笑われき。
ところが今の日本人は?政府は?どうだろう。
国民の大半にそのような意識はないし、政府役人も、あまりに算盤に精しくなりすぎて、緊縮財政という間違った財政論にしがみついている。財務省という守銭奴に支配され、国家の体を成していないのが現状である。
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