『織田信長とニーチェと論語』 Amazonオンデマンド版 発売

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Amazonオンデマンド版『織田信長とニーチェと論語』(MyISBN - デザインエッグ社)が発売されましたのでお知らせいたします。税込価格1760円です。

 モチーフという点で根底でつながっている『織田信長「超人」伝』と『ニーチェと論語』をまとめて紙の書籍化したものです。

 内容紹介

第一部『織田信長「超人」伝』

…今なお、日本の歴史上、最も個性的な光を強烈に発し続ける英雄、織田信長。筆者はこの人物について思いを巡らすとき、とりわけ天正年間の信長に関して、十九世紀の哲学者ニーチェの次の言葉を想起します。「人間の向上発展の成功例は、個別的にはこれまでもたえず、地上のきわめてさまざまな地点でさまざまな文化の内部から現われているが、それは近代的な進歩の観念とは違った意味においてである。それはより高いタイプの人間が――全人類と比較して一種の超人のようなものが、実際に現われ出る場合である。天与の幸運とでもいうべきこのような偉大な成功例は、これまでもしばしばあり得たし、おそらくこれからもつねに起りうることだろう。単に個人ではなく、世代、種族、民族の全体でさえもが、事情いかんによってはそのような紛れ当りを見せるかもしれない。」 いわゆる超人の概念がここに語られています。 ニーチェは新たな価値の創造者である「超人」へ至る道のりを「らくだ」「ライオン」「子供」の比喩を用いて表現しました。 信長の生涯を俯瞰すると、「天下布武」「天下一統」という重荷を担う「らくだ」に始まり、この障害となるあらゆる権威・権力と戦う「ライオン」となり、やがて、礼楽政教、規範、技術を無邪気に創造する「子供」へと徐々に変貌を遂げていることが分かります。 信長とは一体何者で、どのような天下国家観、世界観を持ち、生きたのか。 ニーチェを突き動かしたものが、彼が処女作『悲劇の誕生』で再発見した古代ギリシャの陶酔の神「ディオニュソス」であったとするなら、信長を突き動かしたものは一体何だったのでしょう。 第一次史料である書簡類、家臣太田牛一が書いた記録『信長公記』、キリスト教宣教師ルイス・フロイスが書いた『日本史』を参考にして、信長の本質を検証します。 信長の巨大な事業の本質を、東西、彼我の偉大な思想家の概念を借りながら、彼自身の思想や言動に沿って理解する画期的な論考です。

 第二部『ニーチェと論語』

…狂人とは理性を失った人ではない。狂人とは理性以外のあらゆるものを失った人である。―ギルバート・K・チェスタトン―『ツァラトゥストラかく語りき』で示した「超人」「永劫回帰」思想の発明を経て、善悪の彼岸で、あらゆる価値の価値転換という大仕事の絶頂において精神錯乱に陥った「アンチ・クリスト」ニーチェ。  しかし、それは本当だろうか。 それは固定観念に過ぎないのではあるまいか。 ニーチェの「発狂」にはもっと大きな文明史的意義があるのではないか。 むしろ、必要なのはわれわれ現代人における「近代」という一つの価値の価値転換なのではあるまいか。 近代に突き刺さった棘であるニーチェの「発狂」に関する大きな普遍的価値の価値転換のための、日本の知識人の弱点を克服するための試論(エッセイ)。

 

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