フランクリン・ルーズベルト米大統領と共産主義運動

 日本と連合国との戦争における、通俗的な意味でのいわゆるA級戦犯として、前回、共産主義者の面々を挙げた。
 スターリン、毛沢東、周恩来、尾崎秀実。
 ソ連、中国共産党の指導者、およびコミンテルンの日本人スパイである。
 彼らは日本が戦争せざるを得ないようにもっていく意図を持っていたし、実際そのように工作し、しかもそれを成功させた。

 しかし日本を戦争に追い込んだ立役者にして、共産主義運動の共犯者として、もう一人、どうしても挙げておかなければならない人物がいる。
 当時の米大統領フランクリン・ルーズベルトである。

 彼は日本人に対する人種差別的偏見が甚だしく、彼が行った隔離演説は有名。アメリカ人の間でも評価が分かれる大統領だ。
 しかし、その事跡を振り返ってみると、何が何でも日本を叩き潰そうと画策していたことは、思想面からも、政策面からも、疑いようがないであろう。

 ちなみに彼は一九四二年八月六日、イギリス公使キャンベルに、

「日本人のような野蛮な人種をなくすためには、極東でヨーロッパ人とアジア人種の交配を促進してはどうか。日本人の侵略行動は、おそらく頭蓋骨が白人に比べて未発達であるからだ。」

 と述べている。

 対日戦争が日本人のような野蛮な人種をなくす試みの一つとしての側面を持っていたであろう事は、彼が為した政治的言動の一つ一つを検証してみれば十分裏付けられるだろう。実はこういった考えそのものが野蛮なのだが、野蛮人にはこれがわからない。

「フランクリン・ルーズベルト」ウィキ記事;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88

 彼は大恐慌に対する経済政策として、社会主義的なニューディール政策を推し進めたことで知られるが、親中派にして且つ容共主義者であった。
 その事が日本に大きな災いを及ぼした。
 彼は「一九一七年のロシア革命における社会政策を100としたら、ニューディールがそのうちの50位は実現したかもしれない」と言っている。
 これは彼がロシア革命を理想化していたことを示している。
 その証拠に、ソ連の指導者・スターリンを今から見ても異常なほど信用していた。

 当然、日本の政権中枢に、共産主義のスパイが入り込んでいたように、彼のスタッフにも多くのソ連のスパイが入り込んでいたことが、ソ連崩壊後の研究で次々と明らかになってきている。

 アメリカは第二次世界大戦後の早い時期に、これを反省し、共産主義者を一掃したが(1950年代のマッカーシズム、赤狩り)、日本はそのまま心身を蝕まれてしまって現在の衰弱にまで至っている。

 (「マッカーシズム」ウィキ解説;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%BA%E3%83%A0

 マッカーシズムは大変な荒療治であり、当時から現在まで批判も多いが、東西冷戦下で、容共主義者の多くが、確信犯としてだけでなく、無自覚にスパイ行為に加担している以上は、こういった荒療治もやむをえない面もあっただろう。
 日本にとっては残念ながら、アメリカによる日本の占領統治政策は、マッカーシズムが共産主義者を政府から一掃する前に、マッカーサーがその危険性に気付く前に、基礎が固められてしまったのである。その事が戦後日本の大きなくびきとなってしまっている。

 その摘発の前提となったのが、第二次世界大戦中に反共主義者によって進められたソ連の暗号解読作戦であった。
 この作戦は最高機密として扱われたためにその全貌は明らかとなってはいないが、今ではヴェノナ計画として知られている。

(「ヴェノナ」ウィキ解説;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8E%E3%83%8A

 この作戦によって、理論上解読不可能であったソ連の暗号は早くに(一九四三年十一月)解読の端緒がつかまれた。


 蜘蛛の巣のように張り巡らされたソ連の諜報活動の全貌は明らかになっていないが、米国に食い込んでいた成果として有名なのが、原爆の早期開発であろう。
 米国の原爆製造の情報をソ連に送っていた諜報網の摘発であるローゼンバーグ事件は有名。(「ローゼンバーグ事件」ウィキ解説;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 ちなみにローゼンバーグ夫妻はユダヤ人。
 もともとローゼンバーグ、ローゼンブルグ、ローゼンバウム、ローゼンベルグ、ローゼンフェルトなどは同一性で、ユダヤ人であることに起源を持つ。
 その同じ起源を持つ姓の中に「ルーズベルト」という姓がある。
 そう、前述のフランクリン・ルーズベルト大統領の姓である。

 日露戦争当時の大統領で、フランクリンの叔父に当たるセオドア・ルーズベルトもまた、フランクリンともどもオランダ系ユダヤ人の家系。
 そもそもユダヤ教を信仰する人々をユダヤ人というのであるが、彼らはキリスト教に改宗した人々で、こういった人々をエージェントというそうである。
 このエージェントは、ユダヤ人に対するエージェント(スパイ)というわけでなく、むしろユダヤ人のエージェント(代理人)としての活動を行っている。

 ユダヤ人に対する迫害が厳しかった帝政ロシアと日本が戦う決意を固めたとき、これを助けたのはユダヤ人のエージェントであった。
 日本の戦時国債を買い支えたのは、ユダヤ資本であるヤコブ・シフ商会やロスチャイルド家で、セオドア・ルーズベルト大統領もまた、講和を斡旋するなど協力的であった。
 これは彼が必ずしも親日家であったからではなく、ユダヤ人のエージェントとして行動したからである。

 その後、ユダヤ人を迫害しているナチス・ドイツと同盟を結んだ日本を懲らしめるために、国際共産主義運動とも相俟って、アメリカのエージェントは動いた。それが日米開戦への一要素でもあっただろう。
(実際のところ、日本は同盟国ドイツのユダヤ人迫害の要請を拒否し、むしろ八紘一宇の精神から、ナチスの迫害を逃れてきたユダヤ難民を保護したのであったが。)

 
 実を言えば、レーニンも、カール・マルクス及び盟友のエンゲルスもまたエージェントであった。つまり、キリスト教に改宗したユダヤ人であるが、彼らはそこからさらに無神論に至った者達である。
 共産主義運動というのは、どうもヨーロッパ各地で迫害されていたユダヤ人救済という起源を持つようだ。

 確かに、マルクスは二十六歳の時に書いた「ユダヤ人問題によせて」の中で、ブルーノ・バウアーが、ユダヤ人を解放するには彼らをユダヤ教からキリスト教に改宗させればよいと主張したのに対し、私有制のエゴイズムが金銭崇拝と商人根性をユダヤ人に教えるのであり、改宗は無意味で、必要なのは人間をエゴイズムから解放すること、すなわち私有制の否定、共産主義の主張をしている。

 同じ年、マルクスは論文『ヘーゲル法哲学批判序論』のなかで、有名な「宗教は阿片である」とのテーゼを取り上げている。

「宗教的悲惨は現実的悲惨の表現でもあれば現実的悲惨にたいする抗議でもある。宗教は追いつめられた者の溜息であり、非情な世界の情であるとともに、霊なき状態の霊でもある。それは人民の阿片(アヘン)である。人民の幻想的幸福としての宗教を廃棄することは人民の現実的幸福を要求することである。彼らの状態にかんするもろもろの幻想の廃棄を要求することは、それらの幻想を必要とするような状態の廃棄を要求することである。かくて宗教の批判は、宗教を後光にもつ憂き世の批判の萌しである。」(ウィキより転載)

 ここにマルクス経済学、唯物史観の種子は胚胎している。


(「カール・マルクス」ウィキ解説;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9

「ユダヤ人問題によせて」ウィキ解説;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%9B%E3%81%A6


 以上のように、第二次世界大戦におけるユダヤ救済のための流れがアメリカの日本圧迫に影響を及ぼした側面があるのであるが、事実、ルーズベルト大統領のスタッフにはユダヤ人が多かった。

 その中にハリー・デクスター・ホワイトという人物がいる。
 ヘンリー・モーゲンソー財務長官のもとで財務次官補をつとめ、日本に開戦を決意させた悪名高いハル・ノートの原案である「ホワイト試案」を起草した人物であるが、ヴェノナ文書から、ソ連のスパイであったことが判明した人物である。
 彼もまた、上司のモーゲンソーとともにユダヤ人であったが、キリスト教を通り過ぎて、無神論である共産主義にまで到達したエージェントであったようだ。

(「ハリー・ホワイト」ウィキ解説;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88
 
「ハル・ノート」ウィキ解説;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88


 シナ大陸において、日本軍と米英の援助を受けた蒋介石率いる国民党軍を戦わせ、泥沼に追い込む工作を行ったのは、ソ連の傀儡である中国共産党であった。これは日本と米英との対立を深刻化させ、代理戦争の様相を呈していった。
 その上で、日本政権中枢に食い込んだゾルゲ諜報団に代表されるソ連のスパイと、アメリカ政府の中枢に食い込んだソ連のスパイは、両者の戦争への突入を画策して暗躍した。

 こうした中、一方で、中国共産党は独自の諜報活動も行ってきている。
 その流れが前回紹介した、三段階の日本解放工作に結実し、第二段階の完成寸前に漕ぎ着けて現在に至っているわけだが、もう一つ、これら共産党系の日本解放工作と補完・連動する形で、現在の日本を苦しめている厄介な国際共産主義運動が存在する。構造改革路線と呼ばれる二段階革命論がそれであるが、これについては次回触れる事にする。

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