中国人の東日本大震災「天罰」論 (その壱)

「天罰」論について、もう一つ、外務省チャイナスクールの官僚「ヒロシ」氏が紹介しているシナの記事を紹介しておく。

(「世の中これでいいのか」http://blogs.yahoo.co.jp/ureeruhiroshi/63376764.html

 これももう一つの「天罰」論として日本人は肝に銘じておくべきだろう。


「サーチナの記事はどうもほめ殺しの傾向があるので割り引いて読んでください。

『大地震と大津波でも倒壊しない学校に驚きを隠せず』=中国メディア
Y! 2011/05/03(火) 15:43

  東日本大震災後、中国でも多くのメディアが震災後の学校について報道し、地震で倒壊しなかっただけでなく被災者の避難所になっていることを伝えた。震災後日本を訪れたというメディア関係者の林楚方氏が、地震でも倒れない学校を目の当たりにして驚いたと述べた。
  筆者はまず、津波によって多くの被害者を出した石巻市大川小学校に向かった。石碑の前で手を合わせてからふと見上げると、周りには1件の家も建っていないことに気が付いたという。同行した筆者の友人によると、すべて津波で流されたのだった。ほかにも、折り重なってつぶれた家や道路に横たわる船舶などを見た筆者は、地震と津波によっても倒壊しない学校を見て、「日本人の言う『すべてが倒れても学校は倒れない』という言葉の意味が分かった」という。
  筆者は女川町で廃虚のなかから、ある幼稚園のお知らせの紙を拾った。紙にあった日付は昭和60年、漢字を拾い読みしただけだというが、「避難訓練」という言葉が目についたと語り、「日本では幼稚園から各種の避難訓練を非常に真剣に行い、小学校、中学校でも行うのだ」と紹介、「これが日本人の恐ろしい所であり、秩序正しい理由でもあるのだ」と語った。
  筆者は2001年からの10年間で、日本ではM6.5以上の地震が18回も発生しているにもかかわらず、小中学校が倒壊して死亡した人は1人もいなかったこと、04年の新潟中越地震においても、被災した250以上の学校は1校も倒壊せず、もっとも被害の大きかった地域の学校でも柱に亀裂が走っただけだったことを紹介した。
  筆者は、吉田茂元首相の著作にある「どの村でももっとも良い建築物は小学校の校舎」との一文や、文部省の校舎補強に関する文章にある「学校は日本の未来を担う子供たちの命を預ける場所」という一文を紹介し、「日本人は国が多事多難であれば、国民が奮起して国の興隆をもたらすとの論理をもち、彼らは今後、津波の再来に備えることに考えを巡らすはずだ」と述べた。(編集担当:及川源十郎)



『日本人に対し敬服の念、中国人の民度には恥じ入るばかり』=中国
サーチナ 5月17日(火)16時52分配信

 河南法院網は16日、日本で発生した東日本大震災について取り上げ、「日本人に対し敬服の念を禁じえない」と報じた。

 記事は、「日本の中国侵略の歴史を知るものは、誰もが日本の亡国と民族の絶滅を願うだろう。これは天罰であり、日本の道に外れた行為に対する報いだと考えた」と震災発生当時の感情を綴りながらも、「震災後、事態の進展と救援状況を見守ってきたが、災害のなかで日本人被災者が見せた姿勢には尊敬を禁じせない」と語った。

 物資が欠乏するなか、被災地では略奪もなく、物価も安定していた。物価が高騰するどころか、価格を下げて販売する業者も見られ、いたるところで秩序が保たれていた。これに対し、記事は「驚くべきことだった」とした。「東日本大震災ほど深刻ではない災害でも、わが国では、インスタント麺の価格は暴騰し、救援物資が滞ることさえあった。日本に比較して中国国民の民度には恥じ入るばかりだ」とした。

 さらに、民族に必要なのは不撓不屈(ふとうふくつ)の精神と、国の大事を自己より重く見る精神だと指摘し、「中国人が日本の震災から多くを学ぶことを心から希望する」と結んだ。(編集担当:及川源十郎)」



 サーチナとは、サーチ (search) とチャイナ (china) からの造語である。
 ウィキペディア「サーチナ」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%8A)の解説によると、中国に関連した事業を行っている会社で、前身は、端木正和(もときまさかず)氏が1998年6月4日に開設したポータルサイト「中国情報局」であるという。

 まあ、常識的に考えて、中国共産党の情報工作機関と見て間違いないだろう。こちらがシナの情報を探れるように設立されたのではない。中国共産党が日本に中国の情報を発信するために設立したのである。

 現に、創立者で現代表取締役の端木 正和氏は、ウィキの解説によると(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%AF%E6%9C%A8%E6%AD%A3%E5%92%8C)、中国・福建省福清市出身の中国人だそうである。
 日本名は通名で中国語表記は非公開というから実に胡散臭いではないか。


上の記事を転載している「ヒロシ」氏も、外務省チャイナスクールの官僚である事を隠しながらブログであれやこれや論じているのだから胡散臭い。
 彼の出自は、ネット上で生じた議論から判明したのだが、以来、私は彼が中国共産党の意を体して、ネットで情報を流している者として、中国共産党の意図は何だろう、との視点から彼の記事を読むことにしている。
 まあ、下種がエリート官僚さまの下心を勘繰っているわけだ。
 
 彼は、シナ人のほめ殺しの記事に対して、いやあ日本人はそんな立派なものじゃありません、と卑屈になって言いたげだが(歴史認識に関する中国の言い分を受け入れていれば卑屈になって当然だ)、中国共産党は確かに、ほめ殺しで、日本人の反中感情を和らげ、警戒心を緩めようとしている。
 これは尖閣諸島における事件以来高まった日本人の反中感情をみて、彼らが一貫して取り続けてきた戦略である。
 そのために上野には、本来チベットの動物であるパンダも送って寄越した。中国の電波と化している日本の大手マスコミも大々的に取り上げていた。
 いつもの光景である。

 そして、メディアに登場するシナ人は口をそろえて、東日本大震災における日本人一般の振る舞いを賞賛して見せている。さすがに言論統制の取れた、プロパガンダの発達したお国柄である。

 さて、そんな言論の中にも、彼らの倣岸不遜な心根は顔を見せている。

 サーチナが報じた河南法院網の記事にある「日本の中国侵略の歴史を知るものは、誰もが日本の亡国と民族の絶滅を願うだろう。これは天罰であり、日本の道に外れた行為に対する報いだと考えた」との一文は、私に戦前のアメリカの世論を思い起こさせた。
 戦前のアメリカもイエローペーパーが、反日プロパガンダを一斉に書き立てて、反日世論をヒステリックに煽った。その帰結が日本の主要都市の爆撃による民間人の大量虐殺と二つの原爆であった。

 戦後、彼らは東京裁判や検閲や焚書などを通じて、日本の言い分を封じ込め、歴史・伝統を奪ったが、その代わりとして、日本の侵略行為は満州事変からはじまる、という日本悪玉史観を押し付けた。
 しかし、これを冷静に考えて見れば、何のことはない。
 結局は、彼らは満州事変から日本の大陸での行為をどうしても許せなくなったということに過ぎず、その下心を推し量るなら、満州での権益を足がかりにシナから利益を貪りたいが、そのためにはどうしても、この地方に影響力を行使している日本人という民族、日本という国家が邪魔であった、ということに過ぎないである。
 もちろん、そこに人種差別の感情が大きく作用したであろうことは用意に推察できる。

 これはシナ人にとっても同じで、彼らがこの点でアメリカと主張を同じくできるのは、本来満州人の土地で、満州人王朝である清の、最後の皇帝を戴き、建国後急速な発展を遂げた満州国をどうしても自分のものにしたかった、という欲望の裏返しなのである。

 偽満州国という子供のファンタジーのような歴史的呼称は、彼らの、他人のものだろうが何だろうが欲しい物は欲しいのだ、という我儘な欲望をしてそうさせるのだ、と考えると納得がいく。
 彼らのプロパガンダは子供レベルの知性にはすんなりと入ってくるだろうが、大人の常識には胡散臭く感じられるだろう。


 アメリカが日本を憎悪しだした満州事変以前から、シナでも共産主義者たちが、戦略的に反日・抗日を訴えて、ナショナリズムに火をつけて廻ったが、これが功を奏して、一九四九年、まんまと中華人民共和国の建国へと結びつけた。

 その中華人民共和国で、六十年以上の時を経た今、「日本の中国侵略の歴史を知るものは、誰もが日本の亡国と民族の絶滅を願うだろう。」と堂々書ける言論空間がある。

 というよりも、これは国是であり、中国共産党の公式見解といってよいものだ。中国の言論空間そのものが、「日本の中国侵略の歴史」「日本の亡国と民族の絶滅」を前提に成り立っているのである。

 この前提に立てば、当然東日本大震災は日本人に対する「天罰」であり、「日本の道に外れた行為に対する報い」との感想は当然湧いていくるはずだ。
 もちろん中国共産党指導者の頭には、自分らに天罰が下るとの考えはない。しかし、おそらくは中国の民衆が伝統に則って「天罰」がいずれ下ると考えている、あるいは、下るよう願っているのは、中国共産党に対してだろう。

 毎年国防予算の二桁増加が周辺国の警戒を呼び起こしている中国だが、何と言っても、国内のデモや暴動の発生件数が年々うなぎ上りで、少なく見積もっても年間発生件数十万件を数え、国内の公安予算が国防予算を上回るお国柄なのである。
 国民の不満は政府に向けられている。
 政府はそれを日本に向けさせる。
 だから河南法院網の記事は、「日本に比較して中国国民の民度には恥じ入るばかりだ」、民族に必要なのは不撓不屈(ふとうふくつ)の精神と、国の大事を自己より重く見る精神だと指摘し、「中国人が日本の震災から多くを学ぶことを心から希望する」と国民に対する教戒で結ぶのである。
 もちろん、それを言う彼らの頭の中には、ほめて殺すという戦略的意味合いはあっても、日本人に対する敬服の念などこれぽっちもないだろう。
 
 責任転嫁を属性とする彼ら指導層は共産党の統治のあり方に問題があるとは思わない。外国が悪いし、暴動を起こす民衆が悪いのである。
 それが反映しているのが、彼らの歴史観である。
 毛沢東は核武装のためには自国民の半分が死んでも構わない、と豪語した。そして諸説あるが大躍進政策と権力奪還闘争である文化大革命によって、四千万人以上のシナ人が虐殺されたと言われている。
 また、彼は内々では大日本帝国陸軍のおかげで中国共産党は天下を取れたと言っていた。ところが、公には、悪いのはどこまでも日本軍、ということにしていたのである。
 
 いかに自国民を苦しめようが、虐殺しようが、そんなことは関係ない。
 中国共産党が悪いのではない。
 中国共産党がシナの天下を取ったのは、徳があったからだ。
 だから天命が下った。
 その正当性を傷つけるものはすべて悪である。
 天罰は奴らが受けるべきなのだ。 
 シナに成立する王朝は古代からちっとも変わっていない。

 そして、大東亜戦争の敗北で、自信をなくして、気の弱くなった日本人がそれを被ることになった。

 戦前、自身の手によって日本に「天罰」を転嫁しえなかった中国共産党にとって、広島と長崎に落とされた原爆は、日本人に下された「天罰」以外の何物でもなかっただろう。戦後日本人もそういった感覚で受け取ってしまったきらいはあるが(だから「繰り返しません、過ちは」となる)、彼らにすれば、日本は「道を外れた行為」という悪ゆえに天罰を下されたのである。というか、そういうことにしておかなければならなかった。
 
 日本人が自身の天の観念によって、苦難を「天罰」と受け止めるのはいい。  それは創造的発展に繋がる。
 しかし、中国共産党のそれにまで付き合う必要はない。
 シナ人の観念の中にある天は、孔子の絶望以来、堕落しているのだ。

 彼らの歴史をよく知れば、いずれ「天罰」を下されるべきは、彼ら以外にありえないことがわかるはずだ。天意は民意に現れる。
 人民の反政府運動、彼らはそれに戦々恐々としている。
 また彼らは日本に「天罰」を与えたアメリカの核兵器に怯えた。実際、アメリカは毛沢東を核で恫喝したこともあったのである。
 だから、彼らは必死になって、この「天罰」を下す兵器の開発に取り組んだ。
 毛沢東の大胆略は、今や、アメリカの覇権に対する挑戦となって功を奏している。
 彼らが日本に対するこの「天罰」の効用を手放すはずがない。


 4月5日、香港紙・東方日報はとんでもない記事を書いている。

 再び、サーチナからの転載である。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0406&f=politics_0406_013.shtml

(転載開始)

 原発でぴりぴりの日本を核で脅せ、香港紙がトンデモない暴論
【政治ニュース】 2011/04/06(水) 22:15  

  日本の教科書検定で尖閣諸島(中国名:釣魚島)が日本の領土と記述されたことを受け、中国では強い反発が広がっている。香港の東方日報は、「中国が核を使用する勇気を示さなければ、中日間に平和は来ない」と報じた。

  5日付香港紙・東方日報は、「日本は世界のなかで唯一、100年の間に2度も核による打撃を受けた国である。1度目は、米国による原爆投下、2度目は今回の福島の原発事故。日本は核に対して非常に敏感であり、中国がこれを利用しない手はない」とする記事を掲載した。

  記事は「多くの日本人にとって、広島、長崎に落とされた原爆は忘れることのできない悪夢であり、心の傷となっている。さらに今回の原発事故による不安と恐れから、日本の官も民もまひ状態に陥り、政治家は支離滅裂な発言を繰り返し、最も優先すべき災害救援活動がおろそかになっている」と指摘した。

  さらに「日本は中国には“ノー”と言えるが、核には“ノー”と言えない。中国が日本の尊敬を勝ち得るためには、核について言及し、さらには核の使用も辞さない態度が必要であり、こうしてはじめて中国と日本の間に平和が訪れる。日本という国は自尊心が高く、負けた相手にしか屈しない。日本は、第二次大戦で米国に敗れたと思っても、中国に負けたという認識はないため、中国には強い態度で迫る。

 尖閣諸島の問題についても、このような国難の時にあっても、教科書問題を通じて中国を挑発してくる。このような国に対して、中国はなぜ核の先制使用はしないと約束するのか?」などと結論づけた。(編集担当:中岡秀雄)


(転載終了)


 内容には唖然とするほかないが、これもまた、中国外交の表向きの甘言と背後の恫喝という二本立て外交を表していると言えよう。
 これは決して矛盾しているのではない。
 彼らは日本人を油断させつつ、萎縮させ、彼らの侵食に抵抗する気力を奪おうとしているのだ。もちろん日本を中国の領土に組み込むのが最終目標だ。
 だから中国共産党の御用新聞である朝日新聞の日中友好の紙面に、人民解放軍の軍事機密がスクープされたりするのである。私は朝日新聞もまた、中国の出かたを知る上で恰好の材料になると思っている。

 中国共産党の指導層は、アメリカに対する日本の態度をよく研究していて、彼らは彼らの立場から、本当に、日本人以上に、日本人を知っている。
 彼らが四十年前に立て、着々と実行してき、ほぼ達成間近にまで来ている「日本解放第二期工作要綱」という間接侵略計画はあまりに見事で、戦慄を覚えるほどである。
 
 彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず。

 そして、

 戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり

 の意識的実践である。

 敵ながら天晴れというほかない。


 ともかく、海を挟んだ隣国に、日本の亡国を、日本民族の絶滅を願う大国がある。
 そういった、日本を取り巻く国際環境は戦前と同じである。
 いや、日本が自主性を失っている以上は(奪われているからでもあるが)、戦前より危ういと言えるのではあるまいか。

 中国共産党お抱えのマスメディアの教戒をまつまでもなく、民族の独立に必要なのは不撓不屈の精神と、国の大事を自己より重く見る精神である。
 少なくとも戦前の日本にはこれがあった。
 仮に、それによる行き過ぎがあったにしても、その歴史を同情を以て眺められなくなったのは、戦後社会がそれを失ってしまったからなのである。
 当たり前のことだが、おかしくなった精神でまともな精神を理解することは大変困難なのである。

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