中国共産党の日本解放計画 (その一)  (改訂)

 10月18日、中国で行われていた第17期5中全会で、ポスト胡錦濤と目されてきた習近平が中国共産党中央軍事委員会副主席に選出された。 
 国家副主席である習近平の党軍事委員会副主席就任は、事実上、次期国家主席のポストを獲得したことを意味しているという。

 この次期皇帝・習近平の天皇陛下への拝謁を、慣例を破ってまで周旋した小沢一郎氏は、さぞ焦っていることだろう。
 何せ、同時期に民主党の大朝貢団を従えて、胡錦濤に拝謁した小沢氏は、中央軍事委員会主席の胡に、「人民軍解放軍の野戦軍の最高司令官として解放戦に徹していきたい」とのおべっかまで言っていたのである。 
 ということは、小沢氏は、今回の共産党人事で、中央軍事委員会副主席に就任した習近平の部下にもなったことになる。
 もちろん解放戦とは、日本人を解放するための戦いということだ。

 誰が、何から日本人を解放するというのだろうか。

 もちろん、小沢氏は人民解放軍の野戦軍司令官なわけだから、解放の主体は人民解放軍、そしてその上部機関である中国共産党ということになる。
 すでに解放されて久しいチベットの現状を見れば、彼らによる日本の解放とは想像するだに恐ろしい事態である。



 




 公安情報分析の専門家である福田博幸氏の『中国の日本乗っ取り工作の実態』によると、実はこのときの小沢氏の朝貢は、現皇帝の胡錦濤に対するものというよりは、次期皇帝と目された習に対するものであったらしい。
 というのは、小沢氏の用意した貢ぎ物が430人にも及ぶ下水道関連の事業者であったからだ。


 中華、すなわち世界の中心を目指す中国は、オリンピック開催を機に、世界中からの観光客の誘致を積極的に行っているが、思うように進展していない。
 福田氏によれば、その最大のネックになっているのが、世界中の物笑いになっている、かの国のトイレ事情だそうだ。
 中国政府がオリンピックを目前に控えて、北京市民の公衆マナーの向上に躍起になって取り組んでいたことは周知のことだが、かの国の公衆便所の不衛生さは、中国国民の公衆マナーの低さの一つの結晶ともいえるものである。
 中国政府は今、これを公衆便所整備事業として、全国的に改善しようとしているのだが、その責任者が現国家副主席習近平なのである。

 小沢氏は次期皇帝に日本の下水事業者430名を貢いだ。
 戦後の利権政治の申し子である小沢氏の面目躍如であるが、斡旋しただけで貢いだとは言い過ぎではないか、と思われるかもしない。
 ところがそうではない。
 実はこの時、小沢氏は事業者達に固く口止めをするとともに、彼らの知らぬところで、事業者それぞれの生年月日・本籍・家族構成・交友関係などを克明に記した個人データファイルを中国側に渡しているのだ。
 これは中国政府が自国民を支配するために作成している档案(とうあん)という個人ファイルを連想させる。中国政府の求めに応じたとも考えられるのである。
 今後、彼らは中国政府の言いなりに、日本における工作員の役割までも担わされることになろう。日本国内の売国的にして親中的な政治家、財界人、知識人、大手マスコミの仲間入りである。


 今回の人事で、習近平は最高権力への階段を着実に一歩登ったわけだが、小沢氏の方は、政治資金疑惑の問題で躓いて、かなりまずい状況に追い込まれている。

 小沢氏は、胡錦濤に対して、「人民軍解放軍の野戦軍の最高司令官として解放戦に徹していきたい」と言う直前に、「政権交代は実現したが、解放の戦いは終わっていない。夏に最終決戦がある」と言っていた。
 この夏の最終決戦とは、七月に行われた参議院議員選挙のことだが、小沢氏はそれを目前に控えながら政権運営に行き詰まって、幹事長を辞任せざるを得なくなり、その上、参議院議員選挙では、菅直人現首相の消費税発言をめぐる失策もあって、民主党の敗北となった。
 昨年の衆議院議員選挙では誤った選択をした日本国民も、今回は賢明な選択をしたと言えるだろう。

 小沢氏は日本国人民解放の最終戦と目していた参院議員戦に敗れたわけだが、自分が幹事長として選挙戦を取り仕切っていれば、との強い思いがあったのだろう。責任を取って辞任してから、わずか二ヶ月余りで、民主党党首選に立候補した。
 小沢氏のこのなりふりかまわぬ行動は、首相になって自身の政治資金問題における強制起訴を免れるためだとの観測もあったが、もちろんそれもあるだろうが、小沢氏には、このピンチをチャンスに変えようとの目論みがあったのではないかと思える。
 なぜなら、この党首選のさなかに、常識では考えられない、不可解な事件が連続して起こったからだ。

 一つは、尖閣諸島における漁船拿捕をめぐる事件である。 
 日曜討論における小沢氏の唐突な、尖閣は日本固有の領土である、琉球王国のものだったのであるから、という不自然な発言。
 翌日に起きた中国漁船の領海侵犯と海上保安庁による拿捕。
 衝撃的な那覇地検の外交的配慮による船長の釈放という司法の越権行為。仙石官房長官の人事権発動をちらつかせての司法への政治介入。
 もう一つは、そういったさなかの、検事によるフロッピーディスクのデータ改ざん問題。これは検察に対する大打撃であるが、額面通りには受け取れぬ,
どうにも胡散臭い事件である。

 これに対する推理は前々回の記事「中国の侵略に喘ぐ、最小不幸の絶望国家 」で書いたが、検察攻撃は一党独裁政権を築きたい民主党全体の意思であり、中国船船長釈放の難問を司法に押し付けた菅政権の対応はこちらから理解できるが、党首選さなかの尖閣事件の勃発の背景には、菅内閣と反目している小沢氏と中国共産党、なかんづく次期皇帝を目指す習近平の勢力との間で仕組まれた陰謀を感じるのである。

 しかし、私の推理が正しいと仮定して、対外危機の演出という、中国共産党の協力を得ても、今回の党首選で、選挙にめっぽう強いという小沢神話は崩壊した。
 さらにピンチに立たされた小沢氏は、中国の次期皇帝のお墨付きで、日本における小皇帝としての独裁権力構築の野望を捨てきらない限り、このままでは終わらないだろう。
 現にまだまだ権力への執着を見せている。

 小沢氏の伝書鳩、鳩山由紀夫前首相もしきりに北京とモスクワを訪れて、辞任時の引退発言も撤回しそうな雲行きである。あの発言も元々は非難をそらすための発言に過ぎなかったのだろう。

 日本創新党の山田宏党首は、「日本文化チャンネル桜」の討論番組で、小沢一郎の時代は終わったとの趣旨の見識を述べていたが、それはちょっと甘いのではないか。
 小沢氏は、戦後政治の慣例を破ることに躊躇を覚えないだろうし、中共と結んで、日本の内政を混乱に陥れる可能性が大きいと私は見ている。
 それは、日本の併合を目論む中共の望むところでもあるのである。
 


 「為政清明」を政治の信条とした大久保利通を政治家の模範とし、西郷南洲翁の「敬天愛人」という言葉が好きという小沢氏だが、内政への外国勢力の介入は、維新の元勲達が決してしなかったことだ。

 しきりに民意、天命を云々する小沢氏は、その言動を観察していくと、「敬天愛人」の精神とはかけ離れた、易姓革命の思想とセットのシナ流の天命思想の信奉者であり(現に女系天皇容認を公けに口にしているし、彼が韓国の大学での講演で述べたご皇室に対する騎馬民族征服王朝説は、暗に日本が易姓革命によって成った国であると言っていることになる)、昨今の共産党王朝の興隆を目の前にして芽生えた、日本における最高権力者への野心をそう簡単には断念できないであろう。




 尖閣をめぐる問題で、日本の危機、中国の危うさに初めて目覚めた人には、ここでシナ流天命思想の説明が必要であろう。

 古来シナには、徳のある人物が天の命を受けて、天子となって天下を治めるという思想がある。
 これは高度な礼楽文化を築いて、古代に栄華を誇った周王朝が、シナの中原に君臨していた殷(殷人は自らの王朝を「商」と呼んでいた。すなわち殷とは、周王朝がつけた蔑称である。殷人は交易に長じていたことから、経済活動に従事する人を商人と呼ぶようになった。)を滅ぼした時の統治の正当化に使われた思想であるが、これを論理づけたのが、かの国の戦国時代の思想家・孟子であった。

 孟子は言った。

「仁を賊(そこな)う者、これを賊といい、義を賊う者、これを残という。残賊の人はこれを一夫という。一夫・紂(ちゅう)を誅せるを聞けるも、未だ君を弑するを聞かざるなり。」(梁恵王章句下)

 紂とは周の前王朝殷の暴君と伝えられる人物で、家臣である周の武王に討たれた。
 問題は、これが道義的に許されるか否かだが、孟子は、仁をそこない、義をそこなった一夫・紂は、君主の名に値しない。だから、これを放伐(追放・討伐)しても何ら問題はない、と言うのである。
 この考えによると、天の名の下、主君である紂を討った武王の行為は正当なものとなり、それによって生まれた周王朝は、天命を受けた正当な王権である、ということになる。

 これは王朝の興亡を常とするシナでは次のように考えられるようになった。

 徳を失った王を天が見放し、それが天変地異や民意となって顕れる。
 それはやがて社会混乱となり、その混乱の中から、新たに天命を受けた者が天子となって、新たに天下を治める。
 結果的に天子の姓が易わるから、易姓革命である。

 もちろん天の意思など誰も知るよしはないのだから、動乱の中で、頭角を現し、その勢力を背景に、実力を以て混乱を鎮めた者が、自分には徳があったから天下は治まったのだ、というフィクションのもとで、天子として、皇帝として、民を支配下に置くことになるのである。

 この論理によって、シナの歴代王朝は、皇帝流覇道による独裁体制を敷いてきたのであるが、これは現在の共産党政権においても変わらない。
 その樹立者毛沢東は共産党の内輪で皇帝と呼ばれていた。
 共産党の元勲の一人朱徳は、文化大革命勃発の際、毛夫人江青を筆頭とする上海四人組の事を、皇帝が宦官を引き込んだ、というシナの伝統で表現していたことを思い出してもいい。
 
 1911年の辛亥革命以来、1949年、赤い皇帝毛沢東が中華人民共和国建国を宣言するまでのシナは動乱の時代であった。シナの動乱は、実質アヘン戦争(1840~42)から始まっていると見てもいいかもしれない。

 以来シナ人民は動乱の辛酸を嘗め尽くしてきたわけだが、彼らが受けた被害は、むしろ動乱シナの天下を取ろうとした、軍閥や馬賊などによる群雄割拠によるもののほうが深刻であっただろう。

 結局、シナの天下は、蒋介石の国民党という軍閥と覇を競った毛沢東の共産党が取ったわけだが、その過程で、彼らは日本への排外感情を煽ることで、戦いを有利に進めた。つまりシナ人民の怨望を宣伝工作によって日本に仕向けることで、この天下争覇の戦いを有利に進めたのである。
 だからこそ、戦後、北京を訪れ、戦前の日本の行為に対する謝罪を申し出た日本共産党員に対して、毛沢東は、日本の軍国主義のお陰で天下を取れたこと、そして、それに感謝している旨を伝えて、謝罪は無用としたのである。

 だから私は日中を語る上で、戦前の日本が一方的に中国国民に多大な被害をもたらしたとの前提に立つ議論には組しない。
 今の日本人が中国に同情するのと同じかそれ以上の態度で、戦前の日本人の多くは、西洋列強の侵略を受け、辛酸をなめ続けているシナ人民に心から同情の目を注いでいたのであった。
 南京大虐殺の当事者とされる松井石根大将もそういった人物の一人で、孫文の革命も支援してきた真の日中友好論者であった。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%BA%95%E7%9F%B3%E6%A0%B9

 そういう人物に虐殺という捏造の罪を着せ、死者に鞭打ち、善意を仇で返すのが、古今を通じて変わらぬシナの国民性なのである。日中の国交樹立以来、日本政府が続けてきた政府開発援助(ODA)が軍備増強に使われ、それが今や日本侵略に使用されようとしているのがいい例だ。

 
 さて、そんなシナ文明だが、そんな彼らを特徴付ける思想が、中華思想である。
 中華とは天下(世界と言っていい)で最も高度な礼楽文化を誇る国であって、世界の中心であるという思想である。
 そして周辺国は、文化の野蛮な劣等国とみなされる。 その周辺の劣等国は方位ごとに、南蛮、西戎、北狄、東夷と呼ばれる。
 日本は中国の東にあるから東夷に当たるわけだ。
 そして、これらの野蛮国は、中華の皇帝に貢物を差し出すことで、その国の王として認証される。そこに対等な国家関係はない。
 これを朝貢外交というが、中華の皇帝のお墨付きで、その国を統治するということで、これを小中華主義という。

 これを先の天命思想と組み合わせれば、周辺国の王は、天命を受けている中華皇帝から、当該国の統治を認められるわけだから、間接的に天命を受けて、統治を行う、ということになる。
 
 もちろん、これはあくまで東アジアの政治における壮大なフィクションなわけだが、小沢氏がしきりに言う、天命とか、民意とかいった言葉と、他の発言や政治的行動からは、彼の小中華思想が浮かび上がってくるのである。

 私が小沢氏に大変な危機感を抱くようになったのは、昨年12月、シナの次期皇帝・習近平の今上陛下への拝謁を強引に実現させたとの報道に接した時からだが、その時にひらめいた、「日本文明にとっての本当のヒールが歴史の舞台に現れた」との直感は、私の日本の国体観からの小沢氏の言動の逸脱がそう感じさせたのであるが、その後関心を持って情報を集めるうちに、一つの結論に達した。

 それが上述の推理になるわけだが、敢えて確信を持って言おう。
 小沢一郎氏は、国体破壊者である。
 だからこそ、日本の解体を目論む、共産主義者や外国勢力と手を組むことに躊躇がない。
  
 もちろん反小沢でありながら、同じように日本の国家解体を目指す、菅・仙石コンビの民主党が政権与党に居座っていることの危険も深刻だが、小沢氏にはまだまだ警戒が必要である。

 では、その彼と結んだ中国共産党の日本侵略のシナリオとは一体どのようなものなのか。
 それはこれから着手される工作ではない。
 恐ろしいことに、すでに、三段階に分けられる工作のうち、第二段階までは進行中である。
 小沢氏が言った今夏の最終決戦とは、この第二段階の工作の成功を確定させる上での最終決戦という意味である。
 それは日本文明が再生するか、このまま滅亡するのか、その分水嶺となる戦いだったと、後世の史家は記すことになろう決戦である。
 彼はおそらくはこの最終決戦に勝利するか、決定的に敗北するまで諦めはしないだろう。


 そのシナの侵略工作は、前掲の福田博幸氏の『中国の日本乗っ取り工作の実態』(日新報道)に、シナ工作機関の内部文書として示されている。
 著者のことはよく知らないが、私はいくつかの根拠から、その内容が確かなものであると判断した。
 ぜひ実際に読んで確かめていただきたい。
 日本の危機に目覚めた方々は、事実を報道しない、全く不可解な日本の大手マスメディアの報道姿勢の背後にある、日本の指導層を取り込んだ、この大掛かりな陰謀をぜひとも知っておくべきである。(つづく)


中国の日本乗っ取り工作の実態―それは田中角栄に始まり小沢一郎で完成する
日新報道
福田 博幸

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