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西郷隆盛

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西郷隆盛
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 稲垣秀哉と申します。
 著書に『新西郷南洲伝』上・下巻(高城書房)、『十人の侍』上・下巻(kindle電子書籍)があります。
 

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タイトル 日 時
明治維新の意義 (その弐) 倒幕は必要だったか
 次に第二の質問、すなわち幕末の幕府は公武合体に動いていたことから、長州、薩摩の倒幕は不必要だった(倒幕しなくて、我が国は近代化し生き残れた)という意見はどうか、とのご質問についての筆者の考えです。 ...続きを見る

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2018/02/12 16:31
明治維新の意義 (その壱) 水戸学
 筆者にとって、日本の近現代史における明治維新の意義は自明であるので、あまり深く検討してきませんでしたが、読者の方より二つの質問をいただきましたので、これを機会に考えてみたいと思います。 ...続きを見る

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2018/02/11 16:56
Kindle版『西郷南洲翁遺訓と超近代的解説』の出版
amazonの電子書籍 Kindle版『西郷南洲翁遺訓と超近代的解説』を出版しましたのでお知らせいたします。 ...続きを見る

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2018/02/09 16:24
天下人の真髄
 ここ数回にわたって、『十人の侍』上巻の核となる織田信長・豊臣秀吉・徳川家康論の土台となった論考を再掲載してきました。 ...続きを見る

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2018/02/03 16:57
「徳川家康の天下取り【三】中庸及び湯武放伐論」(再掲載)
天下分け目の関ヶ原、大坂冬の陣、夏の陣。  二度あることは三度あると言うが、太閤恩顧の大名が秀頼を担ぎ上げて、家康に敵対する事件もやはり三度出来した。  家康はこれに対し、仏の顔も三度までと、三度目の反逆行為に及んだ秀頼をついには許さなかった。家康も秀頼本人に反逆の意図があるとまでは思っていなかったらしく、よく事情を汲んで、何度もそうならぬよう警告してきたが、秀頼とその母淀君がそれを拒否してきたのである。  細川忠興は、大坂問題の根源を、秀頼乳呑み児、御袋様専制、と表現したという。 ... ...続きを見る

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2018/01/30 08:54
西部邁氏の自決
 去る一月二十一日、保守思想家にして評論家の西部邁氏が多摩川に投身自殺されました。昨年の渡部昇一氏に続き、戦後保守の重鎮がまた一人亡くなられたことになります。 ...続きを見る

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2018/01/27 14:03
「徳川家康の天下取り【二】大坂の陣」(再掲載)
 徳川家康は豊臣秀吉のよき理解者ではなかった。  彼の才気に満ちた天下への仕置きの多くを、物好きから来る私的行為とみなしていたらしく思える。 ...続きを見る

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2018/01/26 08:01
徳川家康の天下取り 【一】 「天下分け目の関ヶ原」 (再掲載)
家康は狸親父といわれ、大変な陰謀家と思われているが、必ずしもそうではない。  確かに、彼は秀吉に六尺の弧、すなわち遺児秀頼を託されておきながら、後にこれを滅ぼした。これほど後世の印象を悪くしたことはないだろう。  しかし、これも太平の世から、あるいは後世の価値観から見れば、そう思えるだけのことで、当時の社会状況や価値観を考えれば、むしろ非があったのは大坂方である。  大坂方への判官びいきや戦後の価値観で見ていては見落としている問題が実に多いのだ。家康の言い分にも耳を傾ける必要があるだ... ...続きを見る

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2018/01/23 14:47
「徳川家康と天道」(再掲載)
徳川家康が織田信長のことをどう思っていたか分らない。  しかし、彼にもまた、信長・秀吉とはその内容のやや異なる、独自の天道思想があったことは確かだ。 ...続きを見る

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2018/01/20 16:43
「豊臣秀吉の天才」(再掲載)
織田信長の天下一統事業の継承者となった豊臣秀吉に関して、通俗小説の類に慣らされた読者は、今から論じるラジカルな秀吉論について来れるだろうか。 ...続きを見る

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2018/01/18 08:23
「この人を見よ!織田信長の正気と狂気」(再掲載)
 『信長公記』によれば、天正七年五月十一日、織田信長は安土城天主に移り、まさに天主として降臨した。これは同時に神仏の影向でもあった。  この翌十二日は信長の誕生日とされている。  (フロイスの記述からの逆算による通説。井沢元彦氏は十一日説を主張。私もこちらだと思う。) ...続きを見る

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2018/01/15 13:09
「織田信長の天道思想」(再掲載)
戦国の混乱を収拾しようとした織田信長は天道思想を強く信じていた。    「天下一統」「天下布武」「天正」「天主」 ...続きを見る

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2018/01/13 15:56
信長・秀吉・家康論の再掲載
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2018/01/12 09:12
「第一の手がかり、『論語』年譜」…『十人の侍』 プロローグ4
 日本の歴史は長く、文献は多く残されていて膨大な量です。それを調べるということは広大な言の葉が浮かび漂う海に漕ぎ出すようなものであり、現代という近代的に整備された港から無謀に出港するわけにはいきません。どこかで力尽きて遭難するのがオチだからです。  しかし、すでにわれわれは方位磁針を手にしています。  『論語』を中心とする四書がそれです。  肩掛けカバンにそれらを入れて出港しますが、まずは歴史地図を広げて目指すべき方向の見当をつけておかなければなりません。  まずはある古本を手掛かり... ...続きを見る

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2018/01/10 15:27
「日本の國體を知る上での『論語』の重要性」…『十人の侍』プロローグ3
 戦後日本を代表する思想家として皆さんは誰を思い浮かべるでしょうか。平成の父世代に当たる戦後の昭和という事なら、多くの人がその人の訃報によって昭和の終わりを感じたということで、思想家とは言えませんが、時代精神を象徴する人物として、美空ひばりや松下幸之助や司馬遼太郎の名が挙がると思います。ここには漫画の神様・手塚治虫を加えてもいいかもしれません。戦後一世を風靡したという点では丸山正男や吉本隆明などの知識人を挙げられる方もいるかもしれません。梅原猛なども人気がありました。しかし、何より昭和天皇そ... ...続きを見る

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2018/01/07 17:32
「鬼神のこと」…『十人の侍』プロローグ2
  西洋に限らず、日本の知性の伝統にも同様の箴言(しんげん)がありました。それは東洋の箴言でもありました。すでにちらりと触れましたが、「鬼神を敬して遠ざく」という言葉がそれです。孔子の言行を集めた『論語』にある言葉で、弟子の「知とは何ですか」との問いかけに対しての孔子の答えの中にあります。 ...続きを見る

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2018/01/04 07:10
「オカルティズム」…『十人の侍』 プロローグ1
新年の挨拶に代えて、新著『十人の侍』プロローグ1「オカルティズム」を掲載したいと思います。 ...続きを見る

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2018/01/02 18:20
『十人の侍』[The Ten Samurai]の出版について
 しばらくブログの記事更新を怠ってきたが、表題にある『十人の侍』の校訂など、出版に向けての作業に意外と手間取ってしまったのが原因である。 ...続きを見る

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2017/12/23 14:55
「西郷南洲翁遺訓解説」を書き終えて
「西郷南洲翁遺訓」四十一条をようやく書き終えた。 まだ追加・補遺、その他和歌・漢詩・文書類など、日本人が遺訓とするに値するものは沢山あるが、一段落としておきたい。 ...続きを見る

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2017/08/18 17:33
身を修し己れを正して、君子の体を具うるとも… 【西郷南洲王遺訓解説】 第四十一条
身を修し、己れを正して、君子の体を具うるとも、処分の出来ぬ人ならば、木偶人も同然なり。たとえば数十人の客不意に入り来たらんに、たとえ何程饗応したく思うとも、兼ねて器具調度の備えなければ、ただ心配するのみにて、取り賄うべき様あるまじきぞ。常に備えあれば、幾人なりとも、数に応じて賄わるるなり。それ故平日の用意は肝腎ぞとて、古語を書いて賜りき。 ...続きを見る

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2017/08/11 17:04
翁に従いて、犬を駆り、兎を追い… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第四十条
翁に従いて、犬を駆り、兎を追い、山谷を跋渉して終日猟り暮らし、一田家に投宿し、浴終わりて、心神いと爽快に見えさせ給い、悠然として申されけるは、君子の心は常にかくの如くにこそ有らんと思うなり。 ...続きを見る

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2017/08/04 17:05
今の人、才識あれば… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第三十九条
今の人、才識あれば事業は心次第に成さるるものと思えども、才に任せて為す事は危うくして見て居られぬものぞ。体ありてこそ用は行わるるなり。肥後の長岡先生の如き君子は、今は似たる人をも見ることならぬ様になりたりとて嘆息なされ、古語を書いて授けらる。 ...続きを見る

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2017/07/31 17:24
世人の唱うる機会とは… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第三十八条 @
世人の唱うる機会とは、多くは僥倖の仕当てたるを言う。真の機会は、理を尽して行い、勢を審らかにして動く、と云うに在り。平日、国、天下を憂うる誠心厚からずして、ただ時のはずみに乗じて成し得たる事業は、決して永続せぬものぞ。 ...続きを見る

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2017/07/21 17:07
天下後世までも信仰悦服せらるるものは… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第三十七条
天下後世までも信仰悦服せらるるものは、ただこれ一箇(いっこ)の真誠なり。古より父の仇を討ちし人、その麗(か)ず挙げて数え難き中に、独り曾我の兄弟のみ、今に至りて児童婦女子までも知らざる者のあらざるは、衆に秀でて誠の篤き故なり。誠ならずして世に誉めらるるは僥倖の誉なり。誠篤ければたとえ当時知る人なくとも、後世必ず知己あるものなり。 ...続きを見る

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2017/07/14 16:59
聖賢に成らんと欲する志なく… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第三十六条
聖賢に成らんと欲する志なく、古人の事跡を見、とても企て及ばぬという様なる心ならば、戦に臨みて逃ぐるより猶卑怯なり。朱子も白刃を見て逃ぐる者はどうもならぬと云われたり。誠意を以て聖賢の書を読み、その処分せられたる心を身に体し、心に験する修行致さず、ただ、斯様の言、斯様の事と云うのみを知りたるとも、何の詮なきものなり。予、今日、人の論を聞くに、何程尤もに論ずるとも、処分に心行き渡らず、ただ口舌の上のみならば、少しも感ずる心これなし。真にその処分ある人を見れば、実に感じ入るなり。聖賢の書を空しく読むの... ...続きを見る

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2017/07/07 17:04
人を籠絡して陰に事を謀る者は… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第三十五条
人を籠絡して陰に事を謀る者は、好しその事を成し得るとも、慧眼よりこれを見れば醜状著しきぞ。人に推すに公平至誠を以てせよ。公平ならざれば、英雄の心は決して攬(と)られぬものなり。 ...続きを見る

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2017/06/30 17:02
作略は平日致さぬものぞ  【西郷南洲翁遺訓解説】 第三十四条
作略は平日致さぬものぞ。作略を以てやりたる事は、その迹を見れば、善からざること判然にして、必ず失体これあるなり。ただ戦に臨みて作略なくばあるべからず。しかし平日作略を用うれば、戦に臨みて作略は出来ぬものぞ。孔明は平日作略を致さぬゆえ、あの通り奇計を行われたるぞ。 予、かつて東京を引きし時、弟へ向かい、これまで少しも作略をやりたる事あらぬゆえ、あとはいささか濁るまじ、それだけは見れ、と申せしとぞ。 ...続きを見る

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2017/06/23 17:25
平日道を踏まざる人は事に臨みて… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第三十三条
平日道を踏まざる人は、事に臨みて狼狽し、処分の出来ぬものなり。譬えば、近隣に出火あらんに、平生処分ある者は動揺せずして、取仕末(とりしまつ)も能く出来るなり。平日処分なき者は、ただ狼狽して、なかなか取仕末どころにはこれなきぞ。それも同じにて、平生道を踏み居る者にあらざれば、事に臨みて策は出来ぬものなり。予、先年出陣の日、兵士に向かい、我が備えの整不整を、ただ味方の眼を以て見ず、敵の心に成りて一つ衝いて見よ、それは第一の備えぞと申せしとぞ。 ...続きを見る

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2017/06/16 17:08
道を志す者は偉業を貴ばぬものなり… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第三十二条
道を志す者は偉業を貴ばぬものなり。司馬温公は閨中にて語りし言も、人に対して言うべからざる事なしと申されたり。独りを慎むの学、推して知るべし。人の意表に出て一時の快適を好むは未熟の事なり。戒むべし。 ...続きを見る

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2017/06/09 17:24
渡部昇一氏の業績
 去る四月十七日、保守派知識人の重鎮として活躍された渡部昇一氏が逝去された。八十六歳であった。 ...続きを見る

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2017/06/07 16:14
道を行う者は、天下挙って毀るも足らざるとせず… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第三十一条
道を行う者は、天下挙って毀(そし)るも足らざるとせず、天下挙って誉むるも足れりとせざるは、自ら信ずるの厚きが故なり。その工夫は、韓文公が伯夷の頌を熟読して会得せよ。   ...続きを見る

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2017/06/02 17:01
命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第三十条
命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るものなり。この仕末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり。されども、かようの人は凡俗の眼には見得られぬぞ、と申さるるに付き、『孟子』に「天下の広居に居り、天下の正位に立ち、天下の大道を行う。志を得れば民とこれに由り、志を得ざれば独りその道を行う。富貴も淫すること能わず、貧賤も移すこと能わず、威武も屈すること能わず」と云いしは、今仰せられし如きの人物にや、と問いしかば、いかにもその通り、道に立ちたる人ならでは彼の気象は... ...続きを見る

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2017/05/26 16:51
道を行う者は固より困厄に逢うものなれば… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第二十九条
道を行う者は、固より困厄に逢うものなれば、如何なる艱難の地に立つとも、事の正否、身の死生などに、少しも関係せぬものなり。事には上手下手あり、物には出来る人出来ざる人あるより、自然心を動かす人もあれども、人は道を行うものゆえ、道を踏むには上下下手もなく、出来ざる人もなし。故にひたすら道を行い、道を楽しみ、もし艱難に逢うてこれを凌がんとならば、いよいよ道を行い、道を楽しむべし。予、壮年より艱難という艱難に罹りしゆえ、今はどんな事に出会うとも、動揺は致すまじ。それだけは仕合せなり。 ...続きを見る

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2017/05/19 16:40
道を行うには尊卑貴賤の差別なし… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第二十八条
道を行うには尊卑貴賤の差別なし。摘まんで言えば、堯舜は天下に王として万機の政事を執り給えども、その職とする所は教師なり。孔夫子は魯国を始め、何方へも用いられず、しばしば困厄に逢い、匹夫にて世を終え給いしかども、三千の徒皆道を行いしなり。 ...続きを見る

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2017/05/12 17:30
過ちを改むるに、自ら過ったとさえ思い付かば… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第二十七条
過ちを改むるに、自ら過ったとさえ思い付かば、それにて善し。その事をば棄て顧みず、直ちに一歩踏み出すべし。過ちを悔しく思い、取繕わんとて心配するは、譬えば茶碗を割り、その欠けを集め合せ見るも同じにて、詮もなきことなり。 ...続きを見る

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2017/04/28 17:57
己れを愛するは善からぬことの第一なり 【西郷南洲翁遺訓解説】 第二十六条
己れを愛するは善からぬことの第一なり。修行の出来ぬも、事の成らぬも、過ちを改むる事の出来ぬも、功に伐(ほこ)り、驕慢の生ずるも、皆自ら愛するが為なれば、決して己れを愛せぬものなり。 ...続きを見る

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2017/04/21 16:51
人を相手にせず、天を相手にせよ 【西郷南洲翁遺訓解説】 第二十五条
人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして己れを尽くし、人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。 ...続きを見る

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2017/04/17 17:17
道は天地自然の物にして、…天を敬するを目的とする 【西郷南洲翁遺訓解説】 第二十四条
道は天地自然の物にして、人はこれを行うものなれば、天を敬するを目的とする。 天は人も我も同一に愛し給うゆえ、我を愛する心を以て人を愛するなり。 ...続きを見る

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2017/04/14 17:37
学に志す者… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第二十三条
学に志す者、規模を宏大にせずばあるべからず。さりとて唯ここにのみ偏倚すれば、或いは身を修するに疎かに成り行くゆえ、終始己れに克ちて、身を修するなり。規模を宏大にして己れに克ち、男子は人を容れ、人に容れられては済まぬものと思えよ、と古語を書いて授けらる。 ...続きを見る

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2017/04/07 17:01
己れに克つに、事々物々、時に臨みて… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第二十二条
己れに克つに、事々物々、時に臨みて克つ様にては克ち得られぬなり。兼ねて気象を以て克ち居れよ、となり。 ...続きを見る

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2017/04/07 17:00
道は天地自然の道なるゆえ、講学の道は… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第二十一条
道は天地自然の道なるゆえ、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修するに克己を以て終始せよ。己れに克つの極功は「意なく、必なく、固なく、我なし」(『論語』)と云えり。  総じて人は己れに克つを以て成り、自ら愛するを以て敗るるぞ。能く古今の人物を見よ。事業を創起する人、その事、大抵十に七八までは能く成し得れども、残り二つを終わりまで成し得る人の稀なるは、始めは能く己を慎み、事をも敬するゆえ、功も立ち、名も顕るるなり。功立ち名顕るるに随い、いつしか自ら愛する心起こり、恐懼・戒慎の意弛み、驕矜の気漸く長... ...続きを見る

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2017/03/31 18:15
何程制度方法を論ずるとも、その人に非ざれば行われ難し 【西郷南洲翁遺訓解説】 第二十条
何程制度方法を論ずるとも、その人に非ざれば行われ難し。人ありて後、方法の行わるるものなれば、人は第一の宝にして、己れその人に成るの心がけ肝要なり。 ...続きを見る

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2017/03/24 18:40
古より君臣共に己れを足れりとする世に…【西郷南洲翁遺訓解説】 第一九条
古より君臣共に己れを足れりとする世に、治功の上りたるはあらず。自分を足れりとせざるより、下々の言も聴き入るるものなり。己れを足れりとすれば、人、己れの非を言えばたちまち怒るゆえ、賢人君子はこれを助けぬなり。 ...続きを見る

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2017/03/17 18:01
「正韓論」 【西郷南洲翁遺訓解説】 第十八条 C
 朝鮮半島の国家の政治に道義もへったくれもないのは、現在の北朝鮮や韓国の慰安婦像をめぐる問題を見ても何も変わっていないようだ。  明治初頭の朝鮮半島をめぐる外交問題でもそれはよく似ている。 李氏朝鮮が日本の領事館に当たる釜山の草梁倭館に侮辱を加え、嫌がらせをしたことに対し外務卿の副島種臣が官員の引き上げを正院に対し建議したこともあったのである。  彼が万国公法に照らし合わせて護衛艦を引き連れての問罪使派遣を主張したことはすでに触れた。  しかし、翁はこれに待ったをかけた。  相手に道理... ...続きを見る

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2017/03/10 18:02
征韓論 【西郷南洲翁遺訓解説】 第十八条 B
B征韓論  道理に基づく一致一和を目指すという、島津斉彬より継承された政治方針は、文明開化、明治の御代となっても変わっていない。  明治四年七月に廃藩置県が行われたが、これは王土王民思想に基づいてなされた明治二年の版籍奉還の徹底化であり、かなり急進的な改革であったが、薩長を中心とする兵の睨みが効いただけではなく、道理であるからこそ、成った改革だったのである。ここでも江戸時代を通じて浸透した儒教とそれに基づく國體観の普及は大きな成果を収めている。  政府はその勢いに乗って不平等条約改正の予備... ...続きを見る

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2017/03/03 17:50
談、国事に及びし時… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第十八条 A
【遺訓第十八条】解説A「幕末の王政復古倒幕運動」 ...続きを見る

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2017/02/24 17:30
国の凌辱せらるるに当りては… 【西郷南洲翁遺訓解説】 第十八条 @
談、国事に及びし時、慨然として申されけるは、国の凌辱せらるるに当りては、たとえ国を以て斃るるとも、正道を踏み、義を尽くすは政府の本務なり。然るに平日金穀理財の事を議するを聞けば、如何なる英雄豪傑かと見ゆれども、血の出る事に臨めば、頭を一処に集め、ただ目前の苟安を謀るのみ。戦の一字を恐れ、政府の本務を堕しなば、商法支配所と申すものにて、さらに政府には非ざるなり。 ...続きを見る

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2017/02/17 17:09
正道を踏み、国を以て斃るる・・・ 【西郷南洲翁遺訓】 第十七条
正道を踏み、国を以て斃るるの精神なくば、外国交際は全かるべからず。彼の強大に畏縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に順従する時は、軽侮を招き、交親却って破れ、終に彼の制を受くるに至らん。 ...続きを見る

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2017/02/10 17:37
節義廉恥を失いて、国を維持するの道決してあらず 【西郷南洲翁遺訓解説】 第十六条
節義廉恥を失いて、国を維持するの道決してあらず、西洋各国同然なり。上に立つ者下に臨みて利を争い義を忘るる時は、下皆これに倣い、人心忽ち財利にはしり、卑吝の情日々長じ、節義廉恥の志操を失い、父子兄弟の間も銭財を争い、相讐視するに至るなり。かくの如く成り行かば、何を以て国家を維持すべきぞ。  徳川氏は将士の猛き心を殺ぎて世を治めしかども、今は昔時戦国の猛士よりなお一層猛き心を振るい起こさずば、万国対峙は成るまじくなり。普仏の戦、仏国三十万の兵、三カ月糧食ありて降伏せしは、あまり算盤に精しき故なりと... ...続きを見る

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2017/02/03 16:54
常備の兵数もまた… 【西郷南洲翁遺訓】 第十五条
常備の兵数もまた、会計の制限に由る。決して無根の虚勢を張るべからず。兵気を鼓舞して精兵を仕立てなば、兵数は寡(すくな)くとも、折衝禦侮ともに事欠くまじくなり。 ...続きを見る

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2017/01/27 17:15

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